TiMidity++

TiMidity++（ティミディティプラスプラス）は、MIDIファイルをWAVなどのPCM音声に変換するソフトウェアです。変換した音声はファイルに保存したり、リアルタイムに出力することが可能です。一般的にはTimidityという名称で知られています。

ライセンスはGPLで、Linuxを始めとして、WindowsやMac OS Xなど、主要なオペレーティングシステムで動作します。TiMidity++は、音声変換の際にGravis Ultrasoundパッチ、またはsf2サウンドフォントを必要とします。開発元はGravis Ultrasoundパッチの使用を推奨していますが、実際にはフリーで配布されているsf2サウンドフォントの方が音質面で優れていることが多くなっています。

概要

TiMidity++はMIDIファイルに加え、.karファイル（歌詞情報付きMIDIファイル）、レコンポーザファイル、Amiga MODファイルなど、多様なファイル形式に対応しています。さらに、MS-DOS用MIDIプレイヤーMIMPIと互換性のある外部歌詞ファイル(.wrd)を読み込むことで、簡単なカラオケ機能も利用できます。ファイルの読み込み方法は、直接記述する、各種ファイル（圧縮ファイルも可）を読み込む、HTTPやFTP経由で読み込むといった複数の方法が用意されています。

このプログラムには様々なインタフェースが用意されており、GTK+などのGUIツールキットを使用することで、各ノート（音符）の再生状況をリアルタイムで表示することが可能です。これにより、音楽の再生状況を視覚的に把握できます。

TiMidity++の原型は、1995年にTuukka Toivonenによって開発されました。その後、開発は一時中断されましたが、出雲正尚氏らによって開発が再開され、名称がTiMidity++に変更されました。

関連事項

• - FluidSynth
• - SoundFont

外部リンク

• - TiMidiTy++(2.13.3が最新版として記載)
• - TiMidiTy++ダウンロード
• - twsynth
• - TiMidity++ (Experimental version)
• - 本家TiMidity++サイト
• - TiMidity++ 設定ファイル詳解

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