Toks

toks（トークス）

toks（トークス）は、東急グループに所属する株式会社東急ストアが運営する駅売店で、東急電鉄の各駅に展開されています。店名の「toks」は、「TOKYU」と「THANKS」を組み合わせた造語で、東急からの感謝の思いが込められています。かつてはPASMO電子マネーTOKYUポイントの加盟店でもありました。

概要

toksは、一般的な駅売店としての役割を果たす「toks」と、コンビニエンスストアの「LAWSON + toks」があります。通常の駅売店ではお菓子や雑貨などを提供するほか、東急電鉄オリジナルのキャラクターグッズや鉄道関連商品も取り扱っています。

店舗の運営形態は、スタッフが一人勤務を基本とし、アルバイトが複数の店舗を担うスタイルです。このため、スタッフがシフト中に休憩を取るため、移動のコースに分かれて他の店舗を訪れて勤務するシステムを採用しています。交通費と移動時間に対しても時給を支給されます。

元々は東急ステーションリテールサービス（旧称・東弘商事）が運営していましたが、2022年に東急ストアに吸収合併され、現在は東急ストアがその運営を引き継いでいます。

LAWSON + toks

2005年に、東急（旧・東京急行電鉄）と大手コンビニのローソンが業務提携を結び、駅型コンビニ「LAWSON + toks」を共同で開発しました。最初の店舗は2006年に長津田駅にオープンし、その後多数の店舗が順次展開されていきました。2012年には、toks店舗を「LAWSON + toks」への転換を開始することが発表され、いくつかの店舗が新しい業態へと移行しました。

また、「NATURAL LAWSON + toks」といった業態も登場し、異なるブランドデザインを持つ店舗が展開されています。とはいえ、すべての店舗が「LAWSON + toks」に移行するわけではなく、立地や店舗規模によって「toks」と「LAWSON + toks」が共存しています。

店舗デザイン

店舗デザインに関しては、長年にわたり変化がありました。以前は白地にオレンジの看板と象のシンボルマークが特徴でしたが、現在のtoksロゴに変更され、赤基調のデザインが多く見られます。さらに、九州グループの他の業態とコラボした店舗も登場し、色使いに多様性が見られます。

取扱商品

toksの店舗では、日常的な商品のほか、東急電鉄オリジナルのグッズや軽食、一部店舗ではおにぎりやサンドイッチなども販売しています。各店舗では、商品展開が異なるため、位置する駅や業態によって提供される商品に個性があります。

営業時間

toksの営業時間は、店舗によって異なるものの、一般的には朝6時30分から営業開始し、21時30分から23時の間に閉店する店舗が多いです。一方で、「LAWSON + toks」の店舗では、24時間営業を行っている場所もあり、地域によって営業スタイルに差があります。

沿革

toksは1975年に反町駅前に初めての店舗を開店し、その後徐々に規模を拡大していきました。1991年に「toks」としての名称に統一され、以来、時代のニーズに応じた進化を続けています。近年では、地域や利用客の利便性を考慮した店舗の設計や、各業態の展開が進んでおり、今後もさらなる成長が期待されています。

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