Transformers: War for Cybertron

『Transformers: War for Cybertron』

『Transformers: War for Cybertron』は、High Moon Studiosが開発し、アクティビジョンが販売を手掛けたサードパーソンシューティングゲームです。このゲームは、2010年6月22日に北米でリリースされ、その後6月25日にPAL地域でも発売されました。プレイステーション3、Xbox 360、PCなどのプラットフォームに対応しており、また携帯ゲーム機向けにはニンテンドーDS版が、サイバトロンとデストロンのキャンペーン専用にリリースされました。さらに、Wii版も開発され、キャラクターや設定に共通点があります。

ゲームの背景と内容

本作は、トランスフォーマーが地球に向かう以前の惑星セイバートロンを舞台にしています。物語は、オートボットとディセプティコンの間で繰り広げられる激しい内戦を中心に展開されます。プレイヤーは、ストーリーモードの選択肢からディセプティコンまたはオートボットの視点を選ぶことができ、時系列に合わせた2つのキャンペーンを楽しむことができます。ディセプティコンの破壊大帝メガトロンは、ダーク・エネルゴンを使用してその力を強化し、オートボットに対抗しようとします。

物語の詳細

ディセプティコン・キャンペーン

メガトロンは、サイバトロンを本来の黄金時代に戻すためにディセプティコンを組織し、オートボットとの戦争を始めます。彼はダーク・エネルゴンと呼ばれる不安定な物質の力を使って強大になることを求め、軌道研究ステーションに攻撃を仕掛けます。仲間の裏切りを経験しつつ、メガトロンはセイバートロン・コアを感染させようと画策します。

オートボット・キャンペーン

一方、オートボット側ではゼータ・プライムの死が伝えられ、オプティマス・プライムが指導者として立ち上がります。オートボット達は、都市を守りつつ、捕らえられた仲間を救出しようとする物語が展開されます。そして、オプティマスはダーク・エネルゴンの感染を阻止する任務を任され、苦闘の末にサイバトロンの未来を守るために戦います。

ゲームプレイ

『Transformers: War for Cybertron』は、第三者視点で進行するアクションシューティングゲームで、プレイヤーはオートボットまたはディセプティコンのキャラクターを操作します。ゲーム内では、各キャラクターはリーダー、ソルジャー、サイエンティスト、スカウトの4つのクラスに分類され、それぞれに固有の武器や能力を持っています。ロボットモードとビークルモードを自由に切り替えられ、各モードには異なる能力が備わっています。

マルチプレイヤーモード

ゲームには、協力プレイおよび対戦プレイの様々なモードが用意されています。マルチプレイヤーモードではプレイヤーが自分のキャラクターをカスタマイズし、友人と一緒に遊ぶことが可能です。フリーフォール型のデスマッチや、対象物を占拠するコンキストモードなど、多彩な戦闘スタイルが楽しめます。

開発と評価

ゲームはUnreal Engine 3を使用して開発され、Havok物理ライブラリによる物理現象を取り入れています。発売後、批評家からは高評価を受け、多くのレビューが過去のトランスフォーマーゲームに比べての改善を称賛しました。特に、キャラクターの声優陣やダイナミックなゲームプレイが評価されました。

まとめ

『War for Cybertron』は懐かしいトランスフォーマーの世界を新たに体験できるゲームであり、続編としての『Transformers: Fall of Cybertron』も期待されています。ゲームのストーリーやキャラクター、そしてプレイスタイルは、トランスフォーマー・ファンや新規プレイヤーの双方にとって魅力的な内容となっています。

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