UBSプラザ

UBSプラザについて

UBSプラザは、アメリカ合衆国ミネソタ州セントポールの中心に位置する高さ25階のオフィスビルです。このビルは1980年に完成し、隣接するブリーマー・タワーと共に開発されたものの一部です。現在、UBSフィナンシャル・サービスをはじめ、建築事務所のTKDAや複数の法律事務所など、さまざまな企業がこのビルにオフィスを構えています。

歴史的変遷

当初、UBSプラザは「コンウェッド・タワー」という名称で知られていました。1987年には、メリター・モーゲージ・コーポレーションが最上階に入居し、その結果、名称は「メリター・タワー」に変更されました。このビルは当初、複数の企業が集まる共同事業体によって所有されていましたが、訴訟を経て財務上の問題が明らかになり、その結果、所有権はセントポール港湾局に移転しました。

1993年には、パイパー・ジャフレイがオフィスをこのビルに移転し、それに伴いビル名も「パイパー・ジャフレイ・プラザ」に変更されました。その後、2012年にこのビルはRAITフィナンシャル・トラストに売却され、2017年にCIG-UBSが1400万ドルで買収しました。このように、UBSプラザは様々な企業の手を経て現在に至っています。

MPRラクーン事件

2018年6月12日、UBSプラザは意外な出来事で大きな注目を集めました。市街地で行き場を失った一匹のアライグマが、このビルの22階にたどり着くという事態が発生しました。このアライグマの登り姿は、インターネット上で話題となり、多くの人々が見物に集まりました。このアライグマは、地元のミネソタ・パブリック・ラジオのレポーターがツイッターに投稿したことが発端となり、ハッシュタグ「#mprraccoon」がつけられることになりました。こうして「MPRラクーン」と呼ばれるようになりました。

アライグマは翌日の午前2時30分に、最上階である25階の屋上まで登りつめ、そこに設置されていたキャットフードを仕掛けた罠に捕らえられました。この出来事は、地元のテレビ局によって生中継され、多くの視聴者の関心を集めました。

まとめ

UBSプラザは、歴史的な経緯やさまざまな企業が集まる拠点として、地域経済に重要な役割を果たしています。また、MPRラクーン事件のようなエピソードを通じて、地元コミュニティとのつながりも深めています。このビルがこれからも語り継がれることでしょう。

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