UBU (アルバム)

illionの1stアルバム『UBU』は、RADWIMPSのボーカル、野田洋次郎のソロプロジェクトとして2013年2月25日にイギリスのワーナー・ブラザース・レコードからリリースされました。本作は、イギリスでの先行販売を皮切りに、日本を含む9つの国と地域でCDが発売され、iTunes Storeでは100以上の国で配信されるなど、ワールドワイドな展開を見せました。

アルバムは、イギリス、アイルランド、日本、フランス、ドイツ、オーストリア、スイス、ポーランド、台湾で発売。日本盤にはボーナストラックとして「HIRUNO HOSHI」が収録されています。

2013年3月17日には、ロンドンのシェパーズ・ブッシュ・エンパイアでillionとしての初ライブを開催。同年5月には東京の味の素スタジアムで開催予定だったロックフェス「TOKYO ROCKS 2013」への出演も決定していましたが、フェス自体が中止となりました。

アルバムに先駆けて、2013年1月16日には先行シングル「BRAIN DRAIN」が日英同時リリースされました。この楽曲は、2012年12月23日に渋谷とロンドンの街頭ビジョンで同時公開され、その後YouTubeで再編集版が48時間限定で公開。ワーナー・ブラザース・レコードによってSoundCloud上でもフルバージョンが公開されました。

2月6日には「MAHOROBA」が配信限定でリリースされ、同日にYouTubeのオフィシャルアカウントでミュージックビデオが公開されました。このMVは、アルバム『UBU』のアートワークやRADWIMPSの楽曲「シュプレヒコール」のMVも手掛けた永戸鉄也が監督を務め、メディアアーティストの真鍋大度も参加して制作されました。

4月12日には、鎌谷聡次郎が監督を務めた「BEEHIVE」のミュージックビデオが公開。ドローイングアニメーションを用いた作品で、野田洋次郎本人は出演していません。

6月21日からは、シェパーズ・ブッシュ・エンパイアで行われた初ライブの映像が5週連続で公開されました。

7月1日にはイギリスで、7月5日にはドイツで、7月9日には日本でアルバムのアナログ盤が発売されました。また、9月24日には台湾でも発売されています。

2013年12月21日には、『桑田佳祐のやさしい夜遊び』(TOKYO FM)の企画「桑田佳祐が選ぶ2013年洋楽ベスト20」で「BRAIN DRAIN」が1位にランクインしました。

アルバム『UBU』は、野田洋次郎の音楽的な才能と、様々なクリエイターとのコラボレーションによって生まれた、革新的な作品と言えるでしょう。

参加ミュージシャン

名越由貴夫 - ギター (#2)
亀田誠治 - ベース (#2)
四家卯大 - チェロ (#1、#5、#11)
U-zhaan - タブラ (#2)

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