UFC 286

UFC 286: エドワーズ vs. ウスマン 3 大会レポート

2023年3月18日、イングランド・ロンドンのO2アリーナにて、世界中から格闘技ファンが熱視線を注ぐUFC 286が開催されました。この大会のメインイベントは、UFC世界ウェルター級タイトルマッチ。王者レオン・エドワーズと挑戦者カマル・ウスマンによる三度目の対決は、多くの注目を集めました。

本大会は、日本の格闘技ファンにとって大きな転換点となりました。長年UFC中継を担ってきたWOWOWでの放送がUFC 286をもって終了し、UFC 287以降はU-NEXTでの配信に切り替わったのです。

試合結果詳細

大会では、アーリープレリムからメインカードまで、計15試合もの白熱した戦いが繰り広げられました。以下、主な試合結果を簡単にまとめます。

アーリープレリムでは、ヴェロニカ・マセドがジュリアナ・ミラーに判定勝ち、ジョアン・ウッドがルアナ・カロリーナに判定勝ち、ジェイク・ハドリーがマルコム・ゴードンをTKOで下すなど、接戦や衝撃的なKO勝ちが続出しました。また、クリスチャン・リロイ・ダンカンは、ドゥスコ・トドロビッチをTKOで破る活躍を見せました。

プレリミナリーカードでは、ムハンマド・モカエフがジャフェル・フィーリョに一本勝ち、ヤナル・アシュモズがサム・パターソンをKOで勝利を収めました。クリス・ダンカンとジャック・ショアもそれぞれ判定勝ち、リアネイキドチョークによる一本勝ちを収めています。

メインカードでは、マーヴィン・ヴェットーリがロマン・ドリーゼに判定勝ち、ジェニファー・マイアがケイシー・オニールに判定勝ちを収めました。グンナー・ネルソンはブライアン・バーバリーナに一本勝ち、見事な腕ひしぎ十字固めで勝利を掴みました。

そして、大会最大の注目を集めたメインイベント、UFC世界ウェルター級タイトルマッチ。レオン・エドワーズとカマル・ウスマンの三度目の激突は、最後まで目が離せない展開となりました。最終的にエドワーズが判定勝ちで勝利し、王座の初防衛に成功しました。この試合は、両選手のスキルと闘志がぶつかり合う、まさに記憶に残る一戦となりました。

各賞とボーナス

大会では、ファイト・オブ・ザ・ナイト、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトも選出されました。

ファイト・オブ・ザ・ナイト: ジャスティン・ゲイジー vs. ラファエル・フィジエフ
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト: グンナー・ネルソン、ジェイク・ハドリー

受賞選手にはそれぞれ5万ドルのボーナスが授与されました。

まとめ

UFC 286は、タイトルマッチをはじめとする数々のハイレベルな試合、そしてWOWOWからU-NEXTへの配信体制変更という大きな転換期を象徴する大会となりました。エドワーズの王座防衛成功や、各選手の素晴らしいパフォーマンスは、多くの格闘技ファンに感動と興奮を与えました。今後のUFCの動向にも注目が集まります。

もう一度検索