UFC Fight Night: Dillashaw vs. Cruz

UFC Fight Night 81: ディラショー vs. クルーズ 大会詳報

2016年1月17日、マサチューセッツ州ボストンのTDガーデンにおいて、世界的な総合格闘技団体UFCによる大会『UFC Fight Night 81: Dillashaw vs. Cruz』が開催されました。本大会の目玉は、TJ・ディラショーとドミニク・クルーズによるUFC世界バンタム級タイトルマッチでした。この試合以外にも、複数の注目選手がUFCデビューを果たし、会場を熱狂の渦に巻き込みました。

注目カードとデビュー選手

RFAライト級王者メディ・バグダッド、RFAバンタム級王者ルーク・サンダースなど、各団体で活躍していた実力派選手がUFCの舞台に初登場しました。キャリア10戦全勝のルーク・サンダースや、6戦全勝のカイル・ボフニャク、ジョーイ・ゴメスといった無敗のファイターたちのUFCデビュー戦は、大きな話題を呼びました。これらの選手たちが、世界最高峰の舞台でどのような戦いを見せるのか、大きな期待が寄せられていました。

カード変更

大会直前には、負傷などによるカード変更が複数発生しました。当初予定されていた選手との対戦がキャンセルとなり、代役選手が起用される事態となりました。主な変更は以下の通りです。

アブドゥルケリム・エディロフ → エルヴィス・ムタプシッチ
パトリック・ウィリアムズ → ジョーイ・ゴメス
アウグスト・メンデス → カイル・ボフニャク
デニス・バミューデス → ルーク・サンダース
マイルベク・タイスモフ → メディ・バグダッド

さらに、ベニール・ダリウシュ vs. マイルベク・タイスモフ、ジミー・ヘッテス vs. チャールズ・ローザの2試合は、選手の負傷により残念ながら中止となりました。

試合結果

大会はアーリープレリム、プレリミナリーカード、そしてメインカードの3部構成で進行されました。各試合の結果は以下の通りです。表記は、勝者 vs. 敗者 の順です。

アーリープレリム

第1試合: フランシマール・バホーゾ vs. エルヴィス・ムタプシッチ (判定3-0)
第2試合: ロブ・フォント vs. ジョーイ・ゴメス (2R 4:13 TKO)
第3試合: チャールズ・ローザ vs. カイル・ボフニャク (判定3-0)
第4試合: イリル・ラティフィ vs. ショーン・オコンネル (1R 0:30 TKO)
第5試合: ポール・フェルダー vs. ダロン・クルックシャンク (3R 3:56 リアネイキドチョーク)

プレリミナリーカード

第6試合: ルーク・サンダース vs. マキシモ・ブランコ (1R 3:38 リアネイキドチョーク)
第7試合: クリス・ウェイド vs. メディ・バグダッド (1R 4:30 リアネイキドチョーク)
第8試合: エド・ハーマン vs. ティム・ボッシュ (2R 1:39 KO)
第9試合: パトリック・コーテ vs. ベン・ソーンダース (2R 1:14 TKO)

メインカード

第10試合: フランシスコ・トリナウド vs. ロス・ピアソン (判定3-0)
第11試合: トラヴィス・ブラウン vs. マット・ミトリオン (3R 4:09 TKO)
第12試合: エディ・アルバレス vs. アンソニー・ペティス (判定2-1)
第13試合: ドミニク・クルーズ vs. TJ・ディラショー (判定2-1) ※クルーズが王座獲得

メインイベントであるタイトルマッチでは、ドミニク・クルーズがTJ・ディラショーを下し、王座を獲得しました。

各賞

大会では以下の選手が受賞しました。

ファイト・オブ・ザ・ナイト: ドミニク・クルーズ vs. TJ・ディラショー
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト: エド・ハーマン、ルーク・サンダース

受賞者にはそれぞれ5万ドルのボーナスが授与されました。

まとめ

UFC Fight Night 81は、タイトルマッチを含む数々の熱戦が繰り広げられ、多くの観客を魅了しました。多くのデビュー選手も活躍し、UFCシーンに新たな風を吹き込みました。この大会は、UFCの歴史における重要な一戦として記憶されるでしょう。

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