UFC Fight Night: Florian vs. Lauzon

UFC Fight Night 13: Florian vs. Lauzon 大会詳報

2008年4月2日、コロラド州ブルームフィールドのブルームフィールド・イベント・センターにおいて、UFC Fight Night 13（別名UFC Fight Night: Florian vs. Lauzon）が開催されました。この大会は、ライト級のケニー・フロリアンとジョー・ローゾンの対戦をメインイベントに、複数の注目カードが組まれた大会として記憶されています。

大会までの経緯と変更

当初の予定では、スペンサー・フィッシャーが出場する予定でしたが、肩の負傷により欠場が決定。急遽、ライアン・ロバーツが代役として出場することになりました。さらに、ステファン・ボナーも欠場となり、対戦相手であるマット・ハミルは別の対戦相手と戦うことになりました。これらの変更は、大会直前まで続いたため、関係者にとって大きな調整を余儀なくされました。

メインイベントと注目カード

大会のメインイベントは、ケニー・フロリアン対ジョー・ローゾンのライト級マッチでした。フロリアンは、激しい打ち合いの末、ローゾンにTKO勝ちを収め、観客を沸かせました。この試合は、大会全体の盛り上がりを決定づける、大きな役割を果たしました。

一方、9連勝中であったフランク・エドガーは、グレイ・メイナードとの対戦で0-3の判定負けを喫し、キャリア初黒星を経験しました。この敗戦は、エドガーにとって大きな転換期となり、今後のキャリアに影響を与える結果となりました。エドガーの敗北は、多くのファンに衝撃を与え、大会をさらに盛り上げる結果となりました。

試合結果の詳細

大会では、ウェルター級、ライト級、ライトヘビー級の試合が複数行われました。以下に、主な試合結果をまとめます。

プレリミナリィカード

第1試合: アンソニー・ジョンソン ○ vs × トミー・スピアー (1R 0:51 KO)
第2試合: ジョージ・ソテロポロス ○ vs × ローマン・ミティチャン (2R 2:24 TKO)
第3試合: クレイ・グイダ ○ vs × サミー・スチアボ (1R 4:15 TKO)
第4試合: マニー・ガンブリャン ○ vs × ジェフ・コックス (1R 1:41 フロントチョーク)
第5試合: マーカス・アウレリオ ○ vs × ライアン・ロバーツ (1R 0:16 腕ひしぎ十字固め)
第6試合: ジョシュ・ニアー ○ vs × ディン・トーマス (3R終了 判定3-0)

メインカード

第7試合: ジェームス・アーヴィン ○ vs × ヒューストン・アレクサンダー (1R 0:08 KO)
第8試合: ネイサン・ディアス ○ vs × カート・ペレグリーノ (2R 3:06 三角絞め)
第9試合: マット・ハミル ○ vs × ティム・ボッシュ (2R 1:25 TKO)
第10試合: チアゴ・アウベス ○ vs × カロ・パリジャン (2R 0:34 TKO)
第11試合: グレイ・メイナード ○ vs × フランク・エドガー (3R終了 判定3-0)
第12試合: ケニー・フロリアン ○ vs × ジョー・ローゾン (2R 3:28 TKO)

これらの試合では、KO、TKO、サブミッション、判定と、様々な形で勝敗が決まりました。各試合は、選手たちの高い技術と激しい戦いを象徴するものでした。

大会賞と副賞

大会では、以下の賞が授与されました。

ファイト・オブ・ザ・ナイト: ケニー・フロリアン vs. ジョー・ローゾン
ノックアウト・オブ・ザ・ナイト: ジェームス・アーヴィン
* サブミッション・オブ・ザ・ナイト: ネイサン・ディアス

受賞選手には、それぞれ20,000ドルのボーナスが贈られました。

まとめ

UFC Fight Night 13は、メインイベントの盛り上がり、予想外の展開、そして複数の選手のキャリアにおける転換点となる試合が数多く見られた大会でした。出場選手の変更というアクシデントにも関わらず、大会全体としては大きな成功を収めたと言えるでしょう。この大会は、UFCの歴史において重要な位置を占めるイベントの一つとなりました。

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