クレイ・グイダ

クレイ・グイダ

クレイ・グイダ（Clay Guida）は、1981年12月8日生まれのアメリカの総合格闘家で、イリノイ州ラウンドレイク出身です。彼は、チーム・アルファメールに所属し、元Strikeforce世界ライト級王者の経歴を持つ選手です。特徴的な長髪を揺らしながら戦う姿と、打たれ強い顎、そして抜群のスタミナが彼の武器です。また、「ザ・カーペンター」というニックネームは、過去に大工として働いていたことに由来しています。クレイには総合格闘家の兄、ジェイソン・グイダもいます。

来歴

グイダはハーパー・カレッジでレスリングを学び、そこで全米ジュニアカレッジ王者となりました。彼の格闘技キャリアは、2006年3月に行われた初代Strikeforce世界ライト級王座決定戦でのジョシュ・トムソン戦で幕を開けました。3-0の判定勝ちを収め、晴れて王座を手に入れました。しかし、その後のタイトルマッチではギルバート・メレンデスに敗れ、王座を失ってしまいました。加えて、修斗での初戦は遠藤雄介との対戦で、腕ひしぎ十字固めによって一本負けを喫しました。

UFCでの活動

グイダは2007年からUFCでのキャリアをスタートさせます。UFC 72ではタイソン・グリフィンとの対戦で1-2の判定負けを喫しますが、この試合はファイト・オブ・ザ・ナイトに選ばれました。続く試合ではマーカス・アウレリオに勝利し、再び名を馳せます。さらに、UFC 94ではネイト・ディアスを相手に2-1で勝利し、この試合もファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞しました。

2010年には、シャノン・グジャーティとの試合で肩固めによる一本勝ちを収め、サブミッション・オブ・ザ・ナイトに選ばれました。翌年には五味隆典との対戦でギロチンチョークによる一本勝ちを収め、再び注目を集めます。その後もペティスやメイナードとの対戦が続き、彼は一貫して競技者としての地位を確立し続けました。

グイダはその後も数々の試合を経験し、2016年にはブライアン・オルテガに膝蹴りでKO負けを喫しますが、2017年にはエリック・コク相手に判定勝ちを収め、再びキャリアの転機を迎えます。

2021年にはレオナルド・サントスとの対戦で、ストップ寸前の状態から見事な復活を果たし、リアネイキドチョークで勝利を手に入れました。

人物・エピソード

興味深いエピソードとして、クレイは2009年に発売予定だった『UFC Undisputed 2009』に収録される予定だったものの、長髪がコンピューターグラフィックスで再現不可能であったために収録を逃しました。ダナ・ホワイトが髪型を変えるために1万ドルを提示したものの、クレイはこれを拒否しました。彼の個性的なスタイルは彼を格闘界のユニークな存在にしています。

戦績と獲得タイトル

彼のキャリアの中で、クレイ・グイダは数々のトーナメントでの優勝や、格闘技界の名誉ある賞を受賞してきました。特に、UFCファイト・オブ・ザ・ナイトの受賞は6回に及び、サブミッション・オブ・ザ・ナイトも3回受賞しています。2011年にはUFC殿堂入りを果たし、彼の名は格闘技史に刻まれることとなりました。クレイ・グイダの功績は、彼のハードなトレーニングと闘志の賜物と言えるでしょう。

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