UFC Fight Night: Holm vs. Correia

UFC Fight Night 111: ホルム vs. コヘイア 大会詳報

2017年6月17日、シンガポールのシンガポール・インドア・スタジアムにて、UFC Fight Night 111（別名UFC Fight Night: Holm vs. Correia）が開催されました。この大会は、ホリー・ホルムとベチ・コヘイアによる女子バンタム級のタイトルマッチがメインイベントとして注目を集めました。さらに、日本人選手3名、井上直樹、カールス・ジョン・デ・トーマス、そしてキム・ジヨンがUFCデビューを果たしたことも大きな話題となりました。

大会を彩った日本人選手たちの活躍

キャリア10戦全勝の井上直樹選手は、59.4kg契約の試合でカールス・ジョン・デ・トーマス選手と対戦。3ラウンド判定勝ちを収め、UFCデビュー戦を白星で飾りました。なお、ジョン・デ・トーマス選手の体重超過により、当初予定されていたフライ級から契約体重に変更されています。

DEEP JEWELSバンタム級王者であるキム・ジヨン選手は、女子バンタム級でルーシー・プディロヴァ選手と対戦。惜しくも3ラウンド判定で敗れましたが、UFCデビュー戦で世界トップレベルの選手と渡り合った経験は、今後の活躍に繋がるでしょう。

白熱した試合展開と衝撃のKO勝利

大会では、多くの選手が迫力ある試合を展開しました。ラッセル・ドーン選手のTKO勝利や、佐々木憂流迦選手のリアネイキドチョークによる一本勝ちなど、記憶に残る瞬間が数多くありました。特に、メインイベントのホリー・ホルム選手は、ベチ・コヘイア選手に2ラウンドKO勝ちを収め、会場を沸かせました。左ハイキックからの左フックという、見事なKO劇でした。

印象的な試合結果

以下に、大会の試合結果をまとめます。

プレリミナリーカード

第1試合（女子バンタム級）：ルーシー・プディロヴァ ○ vs × キム・ジヨン (判定3-0)
第2試合（59.4kg契約）：井上直樹 ○ vs × カールス・ジョン・デ・トーマス (判定3-0)
第3試合（バンタム級）：ラッセル・ドーン ○ vs × クァク・ガンホ (1R 4:09 TKO)
第4試合（ウェルター級）：リー・ジンリャン ○ vs × フランク・カマチョ (判定3-0)
第5試合（フライ級）：佐々木憂流迦 ○ vs × ジャスティン・スコギンズ (2R 3:19 リアネイキドチョーク)
第6試合（フェザー級）：アレックス・カサレス ○ vs × ローランド・ディ (2R 5:00 TKO)
第7試合（ヘビー級）：ウォルト・ハリス ○ vs × シリル・アスカー (1R 1:44 TKO)
第8試合（ライト級）：ジョン・タック ○ vs × 五味隆典 (1R 1:12 リアネイキドチョーク)

メインカード

第9試合（ウェルター級）：ハファエル・ドス・アンジョス ○ vs × タレック・サフィジーヌ (判定3-0)
第10試合（ウェルター級）：コルビー・コヴィントン ○ vs × キム・ドンヒョン (判定3-0)
第11試合（ヘビー級）：マルチン・ティブラ ○ vs × アンドレイ・アルロフスキー (判定3-0)
第12試合（女子バンタム級）：ホリー・ホルム ○ vs × ベチ・コヘイア (2R 2:27 KO)

大会表彰

ファイト・オブ・ザ・ナイト：リー・ジンリャン vs. フランク・カマチョ
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト：ホリー・ホルム、佐々木憂流迦

受賞選手には、それぞれ5万ドルのボーナスが授与されました。

まとめ

UFC Fight Night 111は、日本人選手の活躍や、白熱した試合展開、そして衝撃的なKO勝利など、多くの見どころがあった大会でした。この大会を通じて、UFCの更なる発展と、日本人選手の国際的な活躍に期待が高まりました。今後のUFC大会にも注目です。

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