UFC Fight Night 58: マチダ vs. ダラウェイ 大会詳報
2014年12月20日、
ブラジルの
サンパウロ州バルエリにあるジナーシオ・ジョゼ・コヘイアにて、世界的な
総合格闘技団体UFCによるイベント、UFC Fight Night 58が開催されました。本大会のメインイベントは、日本の格闘家、
リョート・マチダと、
CB・ダラウェイによるミドル級の対戦です。
この大会は、UFCデビュー戦を迎える期待の選手たちも複数参加したことで注目を集めました。Jungle Fightミドル級王者アントニオ・ドス・サントス、RFAミドル級王者ジェイク・コリアー、そしてキャリア9戦無敗のヘナート・モイカーノなど、実力派の新鋭たちがUFCの舞台に挑みました。彼らの活躍は、大会全体の盛り上がりをさらに高める要因となりました。
試合結果
大会は、アーリープレリム、プレリミナリーカード、そしてメインカードの三部構成で進行されました。各試合の結果は以下の通りです。
アーリープレリム
第1試合:ミドル級 ヴィトー・ミランダ ○ vs × ジェイク・コリアー 1R 4:59 TKO(スタンドパンチ連打)
第2試合:ウェルター級
ティム・ミーンズ ○ vs × マルシオ・アレッシャンドリ 3R終了 判定2-1
プレリミナリーカード
第3試合:バンタム級 レアンドロ・イッサ ○ vs ×
佐々木憂流迦 2R 4:13 ネッククランク
第4試合:フェザー級
ハクラン・ディアス ○ vs × ダレン・エルキンス 3R終了 判定3-0
第5試合:フェザー級 ヘナート・モイカーノ ○ vs × トム・ニーニマキ 2R 3:30 リアネイキドチョーク
第6試合:ライトヘビー級 マルコス・ホジェリオ・ジ・リマ ○ vs × イゴール・ポクラヤッチ 1R 1:59 TKO(スタンドパンチ連打)
メインカード
第7試合:ミドル級 ダニエル・サラフィアン ○ vs × アントニオ・ドス・サントス 2R 1:01 TKO(薬指の負傷)
第8試合:ウェルター級 エリック・シウバ ○ vs × マイク・ローデス 1R 1:15
肩固め
第9試合:ライト級 ラシド・マゴメドフ ○ vs × エリアス・シルヴェリオ 3R 4:57 TKO(左フック→パウンド)
第10試合:ライトヘビー級 パトリック・カミンズ ○ vs × アントニオ・カルロス・ジュニオール 3R終了 判定3-0
第11試合:バンタム級
ヘナン・バラオン ○ vs × ミッチ・ガニョン 3R 3:53
肩固め
第12試合:ミドル級
リョート・マチダ ○ vs ×
CB・ダラウェイ 1R 1:02 TKO(左ミドルキック→パウンド)
大会結果と注目点
メインイベントでは、マチダがダラウェイに圧勝し、1Rわずか1分2秒でTKO勝利を収めました。左ミドルキックからのパウンドで相手を圧倒する、見事なパフォーマンスでした。
また、この大会では「ファイト・オブ・ザ・ナイト」の受賞者はいませんでしたが、「パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト」には、マチダ、バラオン、シウバ、ミランダの4選手が選ばれ、それぞれ5万ドルのボーナスを獲得しました。
いくつかの試合では、直前の選手交代がありました。
ホニー・ジェイソン選手の代わりにヘナート・モイカーノ選手が、ダン・ミラー選手の代わりにアントニオ・ドス・サントス選手が出場しています。負傷などによる変更があったものと推測されます。
UFC Fight Night 58は、新鋭とベテランの激突、そして予想外の展開など、多くの見どころがあった大会でした。各選手の活躍、そして今後のUFCの展開に注目が集まります。