UFC on FOX 26: ローラー vs. ドス・アンジョス 大会詳報
2017年12月16日、
カナダ・
マニトバ州ウィニペグのMTSセンターにおいて、世界的な
総合格闘技団体UFCによるイベント、
UFC on FOX 26: Lawler vs. dos Anjosが開催されました。この大会は、ウェルター級トップランカーである
ロビー・ローラーとハファエル・ドス・アンジョスによる対戦がメインイベントとして予定され、多くのファンの注目を集めました。
大会を彩った激闘の数々
アーリープレリムからメインカードまで、全試合が白熱した展開を見せました。
ジョーダン・メインとエリック・シウバのウェルター級マッチは、3ラウンドに渡る接戦の末、メインが判定勝ちを収めました。また、アレッシオ・デ・キリコは、オルワレ・バンブーシェを右膝蹴りでKO勝利。ノーディン・タレブも、右ハイキックと右フックの連打でダニー・ロバーツにTKO勝ちを収めるなど、KOによる劇的な決着も多く見られました。
プレリミナリーカードでは、ジョン・マクデッシ、チャド・ラプリーズ、ジュリアン・マルケス、
ヤン・ブラホヴィッチらが勝利を収め、その実力を改めて見せつけました。特に、マルケスのダレン・スチュワート戦は、見事なギロチンチョークで一本勝ちを収め、「ファイト・オブ・ザ・ナイト」を受賞するほどの白熱した試合内容となりました。
メインカードでは、
グローバー・テイシェイラがミシャ・サークノフにTKO勝ち。サンチアゴ・ポンジニッビオも
マイク・ペリーを判定で下しました。また、
ジョシュ・エメットは、体重超過によりフェザー級から67.3kg契約に変更となった試合で、
リカルド・ラマスを左フック一撃でKO。衝撃的な勝利を飾りました。
そして、ついにメインイベント。
ロビー・ローラーとハファエル・ドス・アンジョスのウェルター級戦は、5ラウンドにわたる壮絶な打ち合いとなりました。ドス・アンジョスが、卓越した打撃とグラウンド技術を駆使し、判定でローラーを下して勝利を収めました。この試合は、両選手の気迫と技術の高さが際立つ、記憶に残る一戦となりました。
大会結果
以下に、各試合の結果をまとめます。
アーリープレリム
第1試合:
ジョーダン・メイン ○ vs. エリック・シウバ × (判定3-0)
プレリミナリーカード
第2試合:アレッシオ・デ・キリコ ○ vs. オルワレ・バンブーシェ × (2R 2:14 KO)
第3試合:ジョン・マクデッシ ○ vs. アベル・トルヒーヨ × (判定3-0)
第4試合:ノーディン・タレブ ○ vs. ダニー・ロバーツ × (1R 0:59 TKO)
第5試合:チャド・ラプリーズ ○ vs. ガローア・ボファンド × (1R 4:10 TKO)
第6試合:ジュリアン・マルケス ○ vs. ダレン・スチュワート × (2R 2:42 ギロチンチョーク)
第7試合:
ヤン・ブラホヴィッチ ○ vs.
ジャレッド・キャノニア × (判定3-0)
メインカード
第8試合:
グローバー・テイシェイラ ○ vs. ミシャ・サークノフ × (1R 2:45 TKO)
第9試合:サンチアゴ・ポンジニッビオ ○ vs.
マイク・ペリー × (判定3-0)
第10試合:
ジョシュ・エメット ○ vs.
リカルド・ラマス × (1R 4:33 KO)
第11試合:ハファエル・ドス・アンジョス ○ vs.
ロビー・ローラー × (判定3-0)
大会表彰
ファイト・オブ・ザ・ナイト:ジュリアン・マルケス vs. ダレン・スチュワート
* パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:ノーディン・タレブ、アレッシオ・デ・キリコ
受賞選手には、それぞれ5万ドルのボーナスが授与されました。
まとめ
UFC on FOX 26は、数々の名勝負が生まれた、記憶に残る大会となりました。各選手の素晴らしいパフォーマンスと、熱狂的な観客の盛り上がりは、
総合格闘技の持つ魅力を改めて私たちに示してくれました。この大会の記録は、UFCの歴史に刻まれることでしょう。