UN FACTORY カボスケ

『UN FACTORY カボスケ』

『UN FACTORY カボスケ』（ウンナンファクトリーカボスケ）は、フジテレビが制作した人気のバラエティ番組で、1995年4月から同年9月まで放送されていました。関東地区を中心に、岡山放送（OHK）や北海道文化放送（UHB）など、一部のFNS系列局でも視聴できるようになっていました。

番組の概要

この番組はお笑いコンビウッチャンナンチャン（ウッチャン・南原清隆とナンチャン・内村光良）の冠番組で、彼らにとって初のフジテレビ深夜帯でのメインの番組となりました。番組は主に深夜に放送され、当時まだ無名だった多くの若手お笑い芸人が参加していました。

毎週月曜日から木曜日までの夜に放送され、月曜日と水曜日は南原、火曜日と木曜日は内村、そして金曜日はよゐこの二人が担当するスタイルでした。各曜日毎に異なるコンセプトを用意し、特に若手芸人たちが体を張ったロケ企画で視聴者を笑わせる内容が盛りだくさんでした。

有名芸人との関係

この番組で最も注目を集めたのが、まだ知名度の低かったロンドンブーツ1号2号です。彼らはこの番組を通してウッチャンナンチャンと共演を果たしたことで、次第に人気を博していきました。その後も、後番組『UN FACTORY ソムリエ』や『ウンナンの炎のチャレンジャー』などで何度も共演を重ねました。また、1997年には『ウンナンの気分は上々。』で四級船舶免許取得企画が行われ、南原と一緒に長崎県のハウステンボスを目指す企画にも参加していました。しかし、2000年代に入ると、ウッチャンナンチャンとロンドンブーツの共演機会はめっきり減少してしまいました。

それでも、内村は『イロモネア』内のパロディ企画で「ロンブーに会った時に一言言えばよかった」と語り、過去の共演を懐かしむこともありました。

放送時間と出演者

放送は月曜日から木曜日の24:20から24:40まで、金曜日は25:05から25:20まで放送されていました。出演者にはウッチャンナンチャンをはじめ、出川哲朗、よゐこ、ロンドンブーツ1号2号、ココリコ、底ぬけAIR-LINE、吉村くん、オセロ、なかよし、アニマル梯団、ますだおかだ、TIM、La.おかき、アンバランス、上山有香（当時FOF）、古賀清（当時オホホ商会）、炭水化物、NC赤英（当時劇団あぁルナティックシアター）、ピーピングトム、プリンプリン、ペナルティ、インパクト、ワンダラーズ、富永美樹（当時フジテレビアナウンサー）、佐野瑞樹（フジテレビアナウンサー）などが名を連ね、他にも多くの若手芸人たちが参加しました。

スタッフ

この番組のスタッフも一流で、構成作家には村上卓史や鈴木おさむ、カメラには小川利行、音響には石井俊二、編集には吉原祐司と多くの優秀なスタッフが関わっていました。また、プロデューサーには山田弘子が名を連ねており、制作はフジテレビが手掛けました。

『UN FACTORY カボスケ』は、若手芸人たちの成長の場でもあり、数多くの名場面や話題を生み出した番組として、今も多くの視聴者に記憶されています。

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