Ubuntu (書体)

Ubuntuフォントファミリーについて

Ubuntuフォントファミリーは、ロンドンに拠点を置くタイプファウンドリー、Dalton MaagによってデザインされたOpenTypeベースのフォントファミリーです。Canonicalによって資金提供され、現代的で人間的なタイプフェイスを目指して設計されました。開発には約9ヶ月を要し、最初のリリースは2010年9月までベータプログラムを通じて限定的に提供されました。Ubuntu OSでは、バージョン10.10のリリース以降、新しいデフォルトフォントとして採用されています。フォントのデザイナーには、Comic SansやTrebuchet MSフォントの作者であるヴィンセント・コナーレが含まれています。

このフォントファミリーは、Ubuntu Font Licenceの下でライセンスされています。

歴史と特徴

2010年10月のUbuntu 10.10のリリースに合わせて、Regular、Italic、Bold、Bold Italicの4つのバージョンが英語で提供されました。その後、2011年4月のUbuntu 11.04のリリースに合わせて、追加のフォントと言語のサポートが拡充されました。最終的に、以下の13のフォントで構成されることが意図されました。

Ubuntu - Regular, Italic, Bold, Bold Italic
Ubuntu Monospace - Regular, Italic, Bold, Bold Italic
Ubuntu Light - Regular, Italic
Ubuntu Medium - Regular, Italic
Ubuntu Condensed - Regular

特にmonospaceバージョンは、端末エミュレータでの使用を想定して開発され、当初はUbuntu 11.04のリリースと共に導入される予定でしたが、遅延が生じ、Ubuntu 11.10でシステムのデフォルトmonospaceフォントとして採用されました。

利用

Ubuntuフォントファミリーは、現在および開発中のUbuntu OSのデフォルトフォントとして使用されており、Ubuntuプロジェクトのブランディングにも活用されています。また、Google Fontsディレクトリにも登録されており、Webフォントとして容易に利用できます。2011年4月26日からはGoogle Docsでも利用可能になりました。

さらに、Ubuntu bold-italicは、ビットコインのシンボルと共に、ビットコインのロゴタイプにも使用されています。

関連項目

Ubuntu-Title

外部リンク

* Ubuntuフォントファミリー メインページ

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