VALSHE

VALSHE：類まれな歌声と多彩な才能を持つアーティストの軌跡

VALSHE（バルシェ）は、日本の女性歌手です。そのアーティスト名は、アニメ映画『名探偵コナン 世紀末の魔術師』のセリフに由来しています。深みのあるアルトボイスが特徴で、Beingをレコードレーベルとして活動しています。

ニコニコ動画からメジャーデビューへ

2009年、VALSHEは「バルシェ」名義でニコニコ動画にVOCALOID楽曲カバーを投稿、少年のようなハスキーボイスで人気を博しました。その独特の歌声は多くの視聴者を魅了し、瞬く間に注目を集める存在となりました。

2010年3月には、dmARTSよりCDデビュー。デビューアルバム『valuable sheaves』には、100万回を超える再生数を記録した人気VOCALOID楽曲カバーや、T.M.Revolutionのカバー曲に加え、後にVALSHEの活動の中心となるminato書き下ろしのオリジナル曲が収録されました。minatoとの出会いは、インターネットラジオでのゲスト出演がきっかけで、そこから共同で楽曲制作を行うことになります。アルバムジャケットは、VALSHEの動画イラストを担当していた白皙が担当、この3人を中心に、以降の活動が展開されていきます。

2010年9月には、名義を「VALSHE」に変更し、5pb.Recordsよりミニアルバム『storyteller』でメジャーデビューを果たします。この作品にはminato、dorikoによる楽曲に加え、VALSHE自身の作詞参加楽曲も収録され、高い音楽性を示しました。

アニメ主題歌、舞台、ゲームへの出演など幅広い活動

メジャーデビュー以降、VALSHEは精力的に活動を展開します。シングル「REVOLT e.p.」「JESTER」、そしてファーストフルアルバム『PLAY THE JOKER』をリリースし、着実にファン層を広げていきました。2012年にはシングル「AFFLICT/Fragment」の「Fragment」が、テレビ番組『奇跡体験！アンビリバボー』のエンディングテーマに抜擢され、地上波での活躍の場を広げました。

2013年にはシングル「4 FELIDS」をリリース。これはVALSHEの希望を具現化した猫科動物をテーマにした作品で、ミュージックビデオも話題を呼びました。同年、初のアニメタイアップとなる「BLESSING CARD」（テレビ東京系列『探検ドリランド』エンディングテーマ）を担当、さらに同アニメに声優としても出演するなど、活動の幅を広げます。同年10月には、日本テレビ系列『名探偵コナン』のオープニングテーマに抜擢された「Butterfly Core」で、ついに素顔を明かし、大きな話題となりました。この楽曲は、週間USEN HIT J-POPランキングで1位を獲得するなど大きな成功を収めました。

その後も精力的に活動し、セカンドフルアルバム『V.D.』をリリース。2016年にはユニット活動も行いましたが、現在はソロ活動を再開し、雑誌への出演やコラボレーションなど、多岐に渡る活動を展開しています。さらに、テレビアニメへの出演や舞台、ゲームへの参加など、歌手としての活動以外にも才能を発揮しています。

まとめ

VALSHEは、類まれな歌唱力と幅広い才能を持つアーティストです。ニコニコ動画からスタートし、メジャーデビューを経て、アニメ主題歌、舞台、ゲームと、その活動は多岐に渡ります。彼女の声はこれからも、多くの人々の心を魅了し続けることでしょう。今後の活躍にも期待が高まります。

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