VOICE NOVA

荻野目洋子、初のカバーアルバム『VOICE NOVA』

2006年2月22日、歌手の荻野目洋子初のカバーアルバム『VOICE NOVA（ヴォイス ノーヴァ）』がビクターエンタテインメントよりリリースされました。長女・次女の出産を経て、約8年ぶりとなる待望の新作です。

本作の特徴は、荻野目洋子本人が厳選した洋楽の名曲を、ボサノヴァという落ち着いたアレンジでカバーしている点にあります。8年ぶりの新録ということもあり、ファンからの期待も大きく、発売記念ライブも開催されるなど、大きな話題となりました。

収録されている楽曲は、いずれも時代を超えて愛される名曲ばかり。選曲のセンスからも、荻野目洋子の音楽性に対する深い造詣がうかがえます。ボサノヴァアレンジによって、原曲とは異なる、しっとりと落ち着いた雰囲気で聴くことができるのも魅力の一つです。

具体的に収録されている楽曲を見ていきましょう。

I Love Your Smile (シャニースのカバー): ジャービス・ラルー・ベイカー、シルベスター・ジャクソン、ナラダ・マイケル・ウォルデン、シャニーズ・ウィルソンの楽曲。
De Do Do Do De Da Da Da (ポリスのカバー): スティングの楽曲。
Part-Time Lover (スティーヴィー・ワンダーのカバー): スティーヴィー・ワンダーの楽曲。
Girls Just Want To Have Fun (シンディ・ローパーのカバー): ロバート・ハザードの楽曲。
Conga (マイアミ・サウンド・マシーンのカバー): エンリケ・ガルシアの楽曲。
Merry Jane (つのだ☆ひろのカバー): 作詞：クリストファー・リン（蓮見不二男）、作曲：つのだ☆ひろの楽曲。この曲は、2005年10月にGATE RECORDSから発売されたコンピレーション・アルバム『COVER LOVER Vol.2 BOSSA de DISCO』にも収録されていました。

アレンジは、鏑木裕貴氏と平岡裕一郎氏、神出雅典氏といった実力派ミュージシャンが担当しており、それぞれの楽曲の個性を最大限に活かした、洗練された仕上がりとなっています。

『VOICE NOVA』は、荻野目洋子の新たな魅力を発見できる、まさに珠玉のカバーアルバムと言えるでしょう。洋楽ファンはもちろん、荻野目洋子のファンにとっても、必聴の1枚です。ボサノヴァアレンジによる、優しく温かい歌声は、聴く人の心を穏やかに癒してくれることでしょう。8年の歳月を経て生み出されたこのアルバムは、荻野目洋子というアーティストの深みと、音楽への情熱を改めて感じさせてくれます。

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