Velvet (アルバム)

アルバム『Velvet』の概要

『Velvet』（ベルベット）は、Winkが1990年7月11日にリリースした4枚目のオリジナルアルバムです。本作はポリスターから発売されており、初回盤は特別な三方背ケース仕様となっています。Winkにとって、このアルバムは重要なターニングポイントとなり、これまでの洋楽カバー中心のスタイルから、徐々にオリジナル楽曲へとシフトしていくきっかけとなりました。

アルバムのアートワークは、これまでのイメージから一新され、幻想的な世界観が特徴的です。また、この作品以降、1992年11月に発売された『Nocturne 〜夜想曲〜』まで、メインアレンジャーに門倉聡が起用されることになります。これにより、Winkの音楽には新たな色彩が加わり、さらなる進化を迎えました。

収録楽曲

本アルバムには全部で10曲が収録されており、ノーランズが歌った「Sexy Music」はリミックスバージョンとして収録されています。この楽曲はオリコンシングルチャートで1位を獲得したヒット曲であり、Winkの代表曲の一つとなっています。さらに、1980年にヒットしたノーランズの「ダンシング・シスター」やクール&ザ・ギャングの「Cherish」のカバーも魅力的なラインアップです。

収録曲には、相田翔子のソロ「夏服のジュリエット 〜Dos Hombres〜」や「雨に願いを」、鈴木早智子の「月夜の真珠貝」などが含まれ、ファンにとっても楽しめる内容となっています。これらの楽曲は、彼女たちの個性が生きるものとなり、オリジナル楽曲も注目される理由となっています。

リリース情報

アルバムの規格品番は、CDがPSCR-1010、カセットがPSTR-1010です。また、2013年12月18日にはタワーレコード限定盤として、Blu-spec CD（品番:XQJX-1043）がリリースされ、リマスタリングが施された高音質UHQCD（PSCR-6261）は、2018年7月11日にも登場しました。この高音質版は、レコチョクやe-onkyo music、moraなどの音楽配信サイトでハイレゾ版（96kHz/24bit）としても配信されています。

楽曲の魅力

アルバムに収録されている各楽曲は、Winkの新たな一面を示すものとなっています。「Sexy Music」のリミックスやノーランズのカバー曲はもちろん、相田翔子と鈴木早智子のソロ曲もあり、ファンに多様な楽しみを提供しています。また、特に「銀星倶楽部 〜I'm In Mood For Dancing〜」では、オリジナルの歌手であるノーランズが本楽曲を日本語詞で歌ったことでも話題になりました。

このように『Velvet』は、Winkにとって新たなスタート地点であり、今後の彼女たちのキャリアにおいて重要な位置を占めるアルバムと言えるでしょう。

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