『ViVi』の概要
『ViVi』(ヴィヴィ)は、
講談社が
1983年5月に創刊した女性向け
ファッション雑誌です。日本国内だけでなく、中国、
台湾、
香港でも展開されており、毎月23日に発行されています。特に日本国内では赤文字雑誌の一つとして知られ、多くの女性に支持されています。
発行部数とターゲット層
2010年度における日本国内の発行部数は約43万部で、赤文字雑誌の中では最も多く、特に15歳から36歳の女性を主なターゲットとしています。OLや女子大生を中心に、
ファッション、メイク、ヘアスタイル、海外のセレブリティに関する記事が多く掲載されています。
特徴
他の赤文字雑誌と比べて、ViViは特に海外志向が強く、ハーフやミックスのモデルを多く起用しています。また、モード界に関する記事も豊富で、トレンドを取り入れたスタイルを提案しています。
2017年以降、男性受けを意識するのではなく、自分の好みのスタイルを重視する傾向があり、特にかっこよさを追求する内容が特徴的です。
海外展開
ViViは
中国語圏でも読者を獲得しており、2000年には
中国語版が発刊されました。この雑誌は
講談社が初めて
中国語で発行した女性
ファッション誌となりました。さらに、2009年には
台湾での発行部数が11万部に達し、現地の女性
ファッション誌の中で最も発行部数が多いものとなっています。
系列誌・増刊号
2005年から2013年にかけて、姉妹誌『
GLAMOROUS』も発売されました。ViViは2000年代以降、モデルの起用を変更し、より多様性を持たせるようになったため、こちらの系列誌も登場しました。
ViViモデルズ
ViViでは登場するモデルたちを「ViViモデルズ」と呼んでいます。現在の専属モデルには
藤田ニコル、
村上愛花、アリアナさくら、
嵐莉菜、
山﨑天などがいます。彼女たちはそれぞれ独自の連載を持ち、読者とのつながりを深めています。
現在の連載
- - 山﨑天 - テンコア
- - 藤田ニコル - にこホリ
- - せいら - Fashion Geek
- - ViViモデルズ - ViVi modelsずかん
過去の連載
発行部数の変遷
1983年の創刊時には「ヴィヴィ快活」というキャッチフレーズを掲げたCMが放映され、
マルコム・マクラーレンの「BUFFALO GALS」がBGMとして使用されました。
また、2003年頃にはViVi創刊20周年を迎え、長谷川潤や
藤井リナなどがメインモデルを務めており、この時期に売上がピークに達したことから「ViVi黄金期」と称されています。発行部数は最大で50万部に達することもありました。
最近の取り組み
2022年からは「びびぐら」という写真集のシリーズを開始し、2022年には
村重杏奈、2023年には
古畑星夏の写真集が刊行されるなど、新しい試みも行っています。これにより、さらなるファン層の拡大が期待されています。