Vodafone 802SH

Vodafone 802SH (ボーダフォン802SH) について

Vodafone 802SHは、シャープによって開発され、ソフトバンク（旧ボーダフォン日本法人）から販売された、W-CDMA通信方式に対応したSoftBank 3Gサービス利用可能な携帯電話端末です。ミドルレンジモデルとして位置づけられていました。

主な特徴

ディスプレイ: 2.2インチのモバイルASV液晶を搭載し、鮮やかな表示を実現していました。
カメラ: 130万画素のデジタルカメラを内蔵し、写真撮影が可能でした。

市場での評価と課題

802SHは、ミドルレンジモデルとしての基本機能は備えていましたが、ユーザーインターフェース（GUI）が従来の日本市場向け端末と大きく異なり、操作性の面で課題がありました。特に、常時時計表示がされないなど、一部機能が旧機種よりも使い勝手が低下していた点が、ユーザーからの不評を買う要因となりました。

また、同時期に発売された他の3G端末と同様に、ソフトウェアの不具合が目立ち、頻繁な誤動作や操作性の悪さから、購入後すぐに機種変更をするユーザーが続出しました。このような不安定な動作は、ユーザーエクスペリエンスを大きく損なう結果となりました。

SIMロック解除と転売問題

上位機種である902SHと同様に、802SHもSIMロックが解除されたことで、大量の即解約や海外への転売が横行しました。これは、端末の不正利用や市場の混乱を招く結果となりました。

ネットワーク最適化と無償交換

2011年11月以降、ソフトバンクモバイルの音声ネットワーク最適化が実施される予定があり、これにより802SHでは通話品質の低下や一部機能の制限が発生する可能性がありました。そのため、同年10月まで、特定の機種との無償交換が行われました。この対応は、ユーザーの不利益を最小限に抑えるための措置でした。

総括

Vodafone 802SHは、当時の技術を搭載した携帯電話端末でしたが、操作性や安定性に課題を残しました。ユーザーインターフェースの変更や不具合の多さから、市場での評価は高くありませんでした。また、SIMロック解除による不正利用やネットワーク最適化に伴う影響など、様々な問題を抱えた端末でした。

関連項目

ソフトバンクの端末一覧
Vodafone 902SH
巻き取り

脚注

(記載なし)

外部リンク

ケータイ新製品SHOW CASE ボーダフォン 802SH

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