Vodafone 903SH

Vodafone 903SHは、ソフトバンクモバイル（旧ボーダフォン日本法人）が2005年8月12日に発売した、W-CDMA通信方式のSoftBank 3Gサービスに対応した携帯電話端末です。シャープによって製造され、ボーダフォン（発売当時）初の320万画素カメラを搭載したことで、大きな注目を集めました。

高性能カメラとディスプレイ

903SHの最大の特徴は、当時としては業界最高レベルの320万画素カメラを搭載していた点です。光学ズームにも対応しており、携帯電話のカメラとしては非常に高画質で撮影することができました。また、ディスプレイにはモバイルASV液晶を採用しており、画面の表示も非常に綺麗でした。これらの点は、当時の他の携帯電話と比較して、大きなアドバンテージとなっていました。

ユーザーインターフェースの改善

ユーザーインターフェースに関しても、前モデルの902SHと比較して改善が施され、より使いやすくなりました。操作性向上により、ユーザーエクスペリエンスが向上しました。

海外展開と人気

903SHは、欧州では「Sharp 903」として発売され、海外でも高い評価を受けました。北米では未発売でしたが、そのカメラ機能の高さから、SIMロックを解除して使用するために、高額で輸入されるほどの人気がありました。このことは、903SHの性能の高さを示すエピソードと言えるでしょう。

不具合と対応

一方で、903SHには、日本語入力中に特定の文字列を入力するとフリーズや再起動が発生するという不具合が報告されました。この不具合は、搭載されている日本語入力システム「ケータイShoin」に起因するもので、ソフトバンクモバイルは預かり修理による対応を行いました。この対応によって、ユーザーは安心して端末を利用できるようになりました。

その他

JATE通過日は2005年4月22日です。

関連項目

ソフトバンクモバイルの端末一覧

外部リンク

Vodafone 903SH｜SoftBank
* ケータイ新製品SHOW CASE ボーダフォン 903SH

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