Vodafone 904T

Vodafone 904T、そして後にSoftBank 904Tとして販売されたこの端末は、東芝によって開発された、当時のボーダフォン日本法人（現ソフトバンク）が提供するW-CDMA/GSM通信方式に対応した携帯電話です。2006年3月10日に発売され、その後、ソフトバンクブランドの新色が同年9月23日に追加されました。

対応サービス

当時のVodafone 3G（現SoftBank 3G）サービスを基盤とし、アプリケーションのダウンロードを通じて様々な機能が利用可能でした。

特徴

この端末は、その豊富な機能から「全部入り」モデルとして知られていました。ボーダフォンライブ!FeliCa（現S!FeliCa）、Vodafone live! NAVI（現S!GPSナビ）、Vodafone live! CAST（現S!CAST）といった、当時提供されていた多くのサービスに対応しており、さらに3.2メガピクセルのカメラも搭載していました。

特徴的なのは、そのグリップスタイルです。折りたたんだ状態でも、文字入力以外のほとんどの操作が可能であり、本体を閉じたまま音楽プレーヤーの操作も行えるように設計されていました。ただし、この操作性を維持するために、ヒンジ部分が他の機種に比べて厚くなっている点が特徴的でした。

文字入力においては、T9とモバイルルポという二つの変換システムを採用していました。これにより、英語と日本語の両方でスムーズなメール入力が可能でした。特に、T9は英語入力に特化している機種が多い中、日本語変換にも対応しており、伝統的な日本語変換と使い分けられる点は、この端末の強みでした。

また、別途料金が必要でしたが、jigブラウザにも対応しており、グリップスタイルで端末を横向きにすることで、PCのような画面表示でウェブサイトを閲覧することもできました。

この機種は、その多機能性と使いやすさから、当時の携帯電話市場において、一定の評価を得ていました。

関連項目

ソフトバンクモバイルの端末一覧
Play-T

外部リンク

SoftBank
Vodafone 904T｜SoftBank
* 製品情報（東芝）※リンク切れ

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