Wapedia

Wapedia (ワペディア)

Wapediaは、Taptu社によって開発された携帯機器用のアプリであり、ウィキペディアの情報を手軽に閲覧できるサービスです。このアプリは2013年11月4日にサービスを終了し、多くのユーザーに愛されたそうです。Wapediaという名称は、WAP（Wireless Application Protocol）とWikipediaを合成したもので、携帯端末用に特化した設計が特徴です。

特徴

Wapediaは、ウィキペディアを運営するウィキメディア財団とは異なる民間企業によって運営されていました。このアプリは日本語を含め、数多くの言語に対応しており、ユーザーの要望に応じてさらに多くの言語を追加することも考慮されていました。

ウィキペディアの携帯版には「メインページ（携帯版）」や「メインページ（PDA版）」が用意されていますが、Wapediaはさらに一歩進んで携帯機器に最適化された形で提供されていました。以下の点が、Wapediaの大きな特徴です：

1. シンプルで分かりやすい表示: 長いページは複数の短いページに分割され、ユーザーが携帯電話などの小さな画面で快適に閲覧できるよう考慮されています。
2. 画像の最適化: 画像が携帯機器の画面サイズに合わせて縮小され、見やすさが向上しています。
3. 独自サーバーの運用: Wapediaは、ウィキペディアのサーバーとは違う独自のサーバーを使用しています。このため、迅速に記事を検索・参照できるだけでなく、ウィキペディアが利用できない環境でも使うことができました。さらに、独自サーバー上では、ウィキペディアで最新の記事がすぐに参照できるようになっています。
4. フォーマットの自動検知: WMLや携帯電話用のXHTMLをサポートしており、デバイスに応じて最も適したフォーマットに自動的に調整されます。
5. カスタマイズオプション: ユーザーは画像サイズやメインページの長さを自由に変更するためのオプションを利用することができました。

日本語版

日本語版のWapediaは、日本国内の携帯電話やPHSからアクセス可能でした。ただし、一部の携帯電話では日本語版が正しく表示されないこともあったため、その点に関しては注意が必要でした。

出典・関連項目

Wapediaは、他の同様のサービスとともに未だに検索されることがあります。例えば、フレッシュアイペディアモバイルなどがあります。

サービスが終了したことを受け、以下のようなリンクが役立つかもしれません。

• - サービス終了のお知らせ - ウェイバックマシン
• - Wapedia 公式サイト - ウェイバックマシン

Wapediaは既にサービスを終了していますが、そのアイデアや機能は今でも多くの人々に記憶されています。特に携帯機器向けの情報アプリの設計において重要な役割を果たしたとも言えるでしょう。

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