Webdings

Webdingsとは

Webdingsは、1997年にWindows 98の標準フォントとして登場した、記号をまとめたパイフォントです。主にウェブページでの利用を想定して開発され、様々な記号や絵文字が収録されています。このフォントは、Internet Explorer 4のウェブコアフォントとしても採用され、広く利用されるようになりました。

特徴

Webdingsには、以下のような記号や絵文字が含まれています。

録音・録画・再生機器のボタン記号
建築物を表す記号と絵文字
乗り物を表す記号と絵文字
天気を表す絵文字
Windowsの標準ボタンやツールを表す記号

これらの記号は、ウェブページのデザインやインターフェースにおいて、視覚的な表現を豊かにするために利用されてきました。

Unicodeへの収録

2014年6月に規格化されたUnicode 7.0において、Webdingsに含まれる全ての記号が収録されました。これにより、Webdingsの記号を特殊なパイフォントや外字を用いることなく、より簡単に表示・利用できるようになりました。これは、ウェブサイトやアプリケーションにおける互換性を高め、より幅広い環境での利用を可能にしました。

Webdingsの歴史

Webdingsは、Windows 98のリリースと同時に標準搭載され、多くのユーザーが利用できるようになりました。ウェブページでの利用を主目的として開発されたものの、Windowsの様々な場面で記号や絵文字を表示するために用いられてきました。Unicodeへの収録以降は、他の環境でもより簡単に表示できるようになり、幅広い場面で利用されるようになりました。

他のパイフォントとの比較

Webdingsは、Windowsに標準搭載されている他のパイフォントであるWingdingsやSymbolと並んでよく知られています。WingdingsもWebdingsと同様に、記号や絵文字をまとめたパイフォントであり、Windowsの初期から利用されてきました。Symbolは、数学記号やギリシャ文字などを中心とした記号フォントです。これらのフォントは、それぞれの特徴を活かして、様々な場面で利用されています。

まとめ

Webdingsは、ウェブページでの利用を主目的として開発された記号フォントであり、様々な記号や絵文字を収録しています。Unicodeへの収録によって、より扱いやすく、幅広い環境で利用できるようになりました。Webdingsは、視覚的な表現を豊かにするだけでなく、ユーザーインターフェースの理解を助ける上でも重要な役割を果たしています。

関連項目

Wingdings - Windowsにバンドルされるパイフォント
Symbol - Windowsにバンドルされるパイフォント

出典

Webdings
* Status of encoding of Wingdings and Webdings Symbols

脚注

Webdingsは、現在ではUnicodeに収録されているため、フォントがない環境でも表示できるようになりました。

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