Xperia 8

Xperia 8の概要

Xperia 8（エクスペリア エイト）は、ソニーモバイルコミュニケーションズによって開発されたAndroidスマートフォンです。第4世代移動通信システムをはじめとし、多様な通信規格に対応しており、日本国内ではKDDI・沖縄セルラー電話連合（au）、UQコミュニケーションズ（UQ mobile）、Y!mobileから発売されています。特にUQ mobileとY!mobileでは初のXperiaスマートフォンとなります。

デザインとディスプレイ

この端末は、Xperiaシリーズの中でも特にミッドレンジモデルとして位置づけられています。2019年10月に発表されたこのスマートフォンは、ユーザーに21：9のワイドディスプレイの魅力を手軽に提供することを目指しています。デザインは、Xperia 1から引き継がれたシンプルでフラットなスタイルで、21:9のFHD+ディスプレイは映画のような視覚体験を提供します。

筐体にはGorilla Glass 6が使用されており、耐久性に優れています。また、幅が69mmと細身になっているため、片手での操作が容易です。加えて、電源キーには指紋認証センサーが内蔵されており、セキュリティも考慮されています。

カメラ機能

カメラに関しては、国内向けミドルレンジモデルとして初めてのデュアルレンズカメラを搭載しており、高品質な撮影が可能となっています。さらに、3.5mmのイヤホンジャックも搭載されているため、音楽鑑賞や通話時に便利です。

ただし、Xperiaシリーズの他のモデルとは異なり、カメラのシャッターキーが搭載されていない点や赤外線、ワイヤレス充電・ワンセグ受信機能が非対応であるということもあります。このため、これらの機能を重視するユーザーには少し物足りないと感じるかもしれません。

カラーバリエーション

ボディカラーは、シンプルながらもおしゃれな印象を与えるブラック、ホワイト、オレンジ、ブルーの4色が用意されています。キャッチコピーには、「極上のエンタテインメントをより身近に」、「ワイモバイル初のXperia」、「UQからXperiaついに登場。」などがあり、幅広いユーザー層をターゲットにしています。

Xperia 8 Liteの登場

2020年には、Xperia 8 Liteも発表されました。これはXperia 8とほぼ同じスペックながら、DSEE HXに対応していないモデルです。この仕様はUQ mobile、nuroモバイル、mineo、IIJmioなどのMVNOからも販売されました。UQ mobile版にはSOV44という型番がつけられています。

歴史と発売情報

2019年10月7日、ソフトバンク、ウィルコム沖縄、ソニーモバイルがY!mobile版のXperia 8を発表し、予約が開始されました。その後、KDDIおよび沖縄セルラー電話のau版、UQ mobile版が発表され、同月25日に各キャリアから販売が開始されました。

Xperia 8 Liteは2020年8月26日に発表され、9月1日から各MVNOで販売されています。さらに、11月24日にはKDDIおよび沖縄セルラー電話がUQ mobileでのXperia 8 Liteの取り扱いを発表しました。

このように、Xperia 8とその派生モデルであるXperia 8 Liteは、日本国内のスマートフォン市場に新たな選択肢を提供し、ユーザーに多くの利便性をもたらしています。

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