『YES』は、1997年
8月8日に発売された
矢沢永吉の25枚目のスタジオ
アルバムです。この
アルバムは、日本と
ロンドンの2ヶ所でレコーディングが行われ、多様な音楽性が盛り込まれた作品となっています。
日本でレコーディングされた楽曲は、「だから、抱いてくれ」「China Girl」「しなやかな獣たち」「Still」「Monkey Game」「Moon Light Song」の6曲です。これらの楽曲では、矢沢自身がコンピュータプログラミングを担当し、新たなサウンドへの挑戦が見られます。また、ギターに
今剛と
山本恭司、ベースに
美久月千晴、キーボードに厚見玲衣、ドラムに小田原豊といった、日本を代表する豪華なミュージシャンたちがバックを務め、楽曲に深みと奥行きを与えています。
一方、
ロンドンでレコーディングされた楽曲は、「DANCIN' CRAZY」「こんなにも」「心の言葉」「ピリオド」「想いがあふれたら」の5曲です。これらの楽曲は、ジョージ・マクファーレンとの共同プロデュースによって制作され、より国際的なサウンドアプローチが試みられています。
初回パッケージはスリーブケース仕様となっており、ファンにとってはコレクターズアイテムとしても価値のあるものとなっています。
収録曲は以下の通りです。
1. だから、抱いてくれ
2. China Girl
3. しなやかな獣たち
4. Still
5. DANCIN' CRAZY
6. こんなにも
7. 心の言葉
8. ピリオド
9. 想いがあふれたら
10. Monkey Game
11. Moon Light Song
収録曲のうち、「しなやかな獣たち」は日産『ラルゴ ハイウェイスターツーリング』のCMソングに、「Still」は
資生堂『
ピエヌ』のCMソングにそれぞれ起用されました。特に「Still」は、
アルバム収録バージョンとは異なる
リカットシングルとしてもリリースされています。
『YES』は、
矢沢永吉の音楽的な探求心と、豪華ミュージシャンたちの卓越した演奏が融合した、聴きごたえのある
アルバムです。日本と
ロンドンという異なる場所でレコーディングされた楽曲が、
アルバム全体を通して見事に調和し、
矢沢永吉の新たな魅力を引き出しています。