株式会社ビーエスフジ
株式
会社ビーエスフジ(FUJI SATELLITE BROADCASTING, INC.)は、フジ
テレビ系列でBSデジタル放送を行う衛星基幹放送事業者です。
フジ・メディア・ホールディングスの連結子
会社であり、サービスブランドとしては『BSフジ』を展開しています。リモコンのキーIDはフジ
テレビのアナログ親局8chを受け継ぎ、数字の「8」が割り当てられています。
概要
2000年の開局以降、ビーエスフジは民放
キー局系のBSデジタル放送局として成長を遂げています。特に
2006年には民放系のBS局として初めて単月黒字を達成し、
2007年度の年間決算でも黒字を記録しました。2016年度の決算では、売上高167億円以上、純利益は16億円を超えるなど、順調な業績を示しました。
2008年には、筆頭株主であるフジ
テレビが株式
会社フジ・メディア・ホールディングスを設立し、その影響で持株
会社制へ移行しました。そして2011年には、完全子
会社として位置づけられました。この年には累積損失の解消も行われ、企業の経営基盤が強化されました。
現在の
キャッチコピーは「プライム★メディア BSフジ」であり、これは2011年から使用されているものです。これ以前は「おもしろきれい BSフジ」といった
キャッチコピーが使われていました。また、
2015年には大人向けエンターテインメント番組の拡充に着手しました。
沿革
ビーエスフジは
1998年に設立され、
2000年12月1日に本放送を開始しました。その後、徐々にサービスの拡充や技術改善を進め、
テレビ放送用のスロットを増やしていきました。特に、
2006年より加入したBSデジタル音声に関しては数度の変更が行われましたが、必ずしもすべてのスロットが常時使用されているわけではありません。
2018年には新たに4K8K衛星放送「BSフジ 4K」を開始し、どのように新技術を取り入れているかを示しました。さらに2021年には、ビーエス朝日が
BS朝日に商号変更されたため、BS放送においてはビーエス名義を持つ唯一の事業者となりました。
放送内容とサービス
ビーエスフジは、多岐にわたるジャンルの番組を放送しており、報道、映画、ライブ、スポーツ、そしてアニメといった様々なエンターテインメントが含まれます。特に、アニメにおいては『アニメギルド』という枠を設けて平日の放送を続けています。深夜アニメの製作委員会にも積極的に参加し、人気のアニメを視聴者に届けています。
また、通販番組や音楽系、ドキュメンタリー番組といった情報性の高い番組も視聴可能です。ビーエスフジは、視聴者に多彩な情報やエンターテインメントを提供し続けることを目指しています。
結論
株式
会社ビーエスフジは、民放系BSデジタル放送業界において、確固たる地位を築いてきました。今後も多様な番組編成や新技術への取り組みを通じて、更なる成長が期待される企業です。