CRAZE

CRAZE（クレイズ）

CRAZEは1994年に日本で結成されたロックバンドで、2006年に解散するまで活躍しました。バンドの結成は1992年の夏、BODYというグループからスタートしましたが、1994年に唯一のライブを行った後に解散。そこで、元BODYのメンバーである瀧川一郎（ギター）と菊地哲（ドラム）、さらに元ZI:KILLの飯田成一（ベース）が集まり、同年の7月にCRAZEを結成しました。

バンドは当初ボーカリストを探していたものの、参加の難しいメンバーが多く、正式なラインナップが揃うまでには時間がかかりました。しかし、1995年2月にJUSTY-NASTYの解散を受けて藤崎賢一（ボーカル）が加入し、デビュー体制が整いました。デビュー後は精力的に活動し、1stシングル「NAKED BLUE」でメジャーデビューを果たしました。続いてリリースした1stアルバム『BE CRAZY』も好評を得ました。

1996年にはツアーを行い、さらに多くの楽曲を発表。特に「CLUB CIRCUIT '96 GET THE F?CK OUT」ツアーでは、バンドの苛立ちを表現するかのように激しいパフォーマンスが話題となりました。その活動は、音楽シーンに影響を及ぼし、多くのファンを魅了しました。次第に、バンドのスタイルは大胆なパフォーマンスとストレートなメッセージを持つようになりました。

しかし、楽曲制作の中で藤崎が脱退することになります。彼の不安定な健康状態や精神的な問題が背景にあったとされています。その後緒方豊和が加入し、新しいボーカリストとして活躍しましたが、約2年後に退団しました。それからは鈴木慎一郎、そしてCRAZEの最後のボーカリストとなる板谷祐が加入し、バンドを続けました。

2005年には板谷が突然の脱退を発表し、解散の方向へと進むことに。解散は2005年10月に発表され、2006年1月9日にSHIBUYA-AXで行われたライブをもって正式に活動を終了しました。解散後、瀧川と菊地はCIPHERやD'ERLANGERのメンバーとして活動を再開し、新たな道を歩み始めました。

バンドの歴史の中で、そのメンバーやリリースした作品は多くのファンに愛され、音楽シーンにおける重要な存在となりました。特に彼らのライブパフォーマンスは、生のエネルギーと迫力で観客の心を掴むものであり、その後の多くのロックバンドに影響を与えたと言われています。CRAZEの音楽は今でも多くのファンの心に残り、再評価が行われていることも少なくありません。2024年には過去の作品がサブスクリプションサービスで解禁され、再び注目を集めています。

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