E-MA

イーマ（E-MA）について

イーマ（E-MA）は、大阪府大阪市北区梅田のダイヤモンド地区にある商業ビルです。地上4階から地下2階までにわたるファッションフロアや、レストラン街、さらに7階から13階には、シネマコンプレックスの「T・ジョイ梅田」が設置されています。このビルは、ザイマックスグループが一部を区分所有し、映画館とオフィスフロアは東映が所有・運営しています。

ビルの構成と歴史

イーマの地下2階から地上4階まではファッション関連の店舗が並び、5階と6階は多彩な飲食店が揃っています。そして、7階から13階には「T・ジョイ梅田」が位置し、映画を楽しむことができます。

イーマは様々な所有権の移転を経て、現在の形になりました。2008年には、ザイマックスグループから三菱商事に売却され、その後も何度かの譲渡を経て、2022年にはダイビルの特定目的会社が取得したとのことです。また、以前は阪神電気鉄道傘下の大阪ダイヤモンド地下街が運営を行い、合同キャンペーンやポイントサービスも展開されていましたが、2020年から運営会社が東急コミュニティーに変更され、従来のポイントサービスは終了しました。

T・ジョイ梅田の特徴

「T・ジョイ梅田」は、東映グループのティ・ジョイが単独運営するシネマコンプレックスです。開館日は2002年4月27日で、梅田東映会館の後継にあたります。全7スクリーンはデジタル上映に対応しており、1,390席（車椅子用16席含む）の観客を収容可能です。主に東映の作品や一部松竹の洋画を上映していますが、時折東宝系の作品も上映されることがあります。

2019年には国内で3館目のドルビーシネマが導入され、関西では初めての導入となりました。近隣には他のシネコンも複数存在し、映画ファンにとっては豊富な選択肢となっています。

交通アクセス

イーマは大阪地下街「ディアモール大阪」を通じて、交通機関へのアクセスも非常に便利です。具体的には、地下鉄谷町線の東梅田駅、御堂筋線の梅田駅、そして阪神本線の梅田駅から直結しています。こうした好立地により、多くの人々が訪れる人気のスポットとなっています。

梅田東映会館の歴史

イーマに入居する映画館「T・ジョイ梅田」の前身である梅田東映会館は、大阪市北区曽根崎新地に存在した名門映画館でした。43年間の営業を経て、2002年4月に閉館。閉館後は解体作業中に事故が発生し、多くの人々に衝撃を与えました。その跡地には、その後20階建ての商業ビルが建設されましたが、さまざまな問題が発生しテナントが入居しない無人ビル状態となりました。しかし、その後アメリカの不動産投資会社によって再開発が進められ、シェアオフィスとして利用されています。

まとめ

現代のイーマは、映画、ファッション、食事が楽しめる複合的な空間として多くの人々を惹きつけています。その利便性の高さや多様性から、イーマは大阪の文化的な拠点となっていると言えるでしょう。

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