Enish

株式会社enishの概要

株式会社enish（エニッシュ、英: enish, inc.）は、日本を拠点とし、ネイティブアプリを主に扱うモバイルゲームの開発と運営を行っている会社です。この企業は、コンピュータエンターテインメント協会の正会員として登録されています。社名の由来は、人と人との“縁（えん、えにし）”にあたります。

設立と歴史

enishの起源は2009年2月に設立された株式会社Synphonieにさかのぼります。この会社は、当初mixi向けにゲームを提供し、後にGREE株式会社が資本参加することで、さらなる成長を遂げました。2011年には杉山全功と松本浩介が同社に参加し、続く2012年には社名を「enish」に変更し、東京証券取引所のマザーズ市場への上場を果たしました。2013年には東証一部に市場変更し、その後も安定した成長を見せています。

国際展開

enishは国内だけでなく、国際的な展開も果たしています。2013年11月には韓国に子会社「enish korea, Inc.」を設立し、続いて中国（2014年4月）やタイ（2014年7月）にも進出しました。これによりアジア全体へのサービス拡充を図ることができています。

開発するゲーム

同社は元々、経営シミュレーションゲームを得意としており、その中でも特に女性ユーザーの支持を得ています。2013年からはネイティブアプリ市場に参入し、特に「欅のキセキ」や「日向のアユミ」などのアイドル公式ゲームアプリの開発に携わっています。これらの作品は、非常に高いダウンロード数を記録し、利益を上げる要因となっています。

売上と財務状況

しかし、事業の進展には波があり、2015年以降は赤字に転じるなど厳しい状況もありました。2021年の四半期には「五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。」などのヒット作によって黒字化が見られ、業績改善の兆しが見えます。これにより、今後の成長が期待されています。

主なゲームタイトル

現在、enishが提供しているゲームとしては、「ぼくのレストランII」や「ガルショ☆」、「料理の鉄人～新たな挑戦者達～」、「五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。」などがあります。また、AR技術を持つKudanとの提携で技術革新にも力を入れています。

今後の展望

これからもenishは新たなゲーム開発を続け、アジア市場を中心にさらに多角的な展開を目指すことでしょう。企業の歴史を見ても分かるように、堅実な成長戦略と革新を持つenishは、今後ますます注目される企業となるでしょう。

もう一度検索