SAITO

SAITO（サイトー、本名：斉藤義之）は、1970年4月9日生まれの日本のプロレスラーです。彼は、覆面レスラー「スペル・シーサー」としてもその名を知られています。

SAITOは、みちのくプロレスに入門しましたが、デビュー前に退団し、メキシコへと渡りました。1994年7月3日、メキシコで覆面レスラー「スペル・シーサー」としてデビューを果たします。その後、1998年に闘龍門に入団し、1999年1月31日には、闘龍門JAPAN後楽園ホール大会でSAITOとして素顔で再デビューを飾りました。

2001年10月28日、闘龍門JAPANディファ有明大会で引退試合を行い、プロレスラーとしての活動に一旦区切りをつけました。引退後は、闘龍門JAPANのインストラクターとして後進の指導にあたります。しかし、同年12月10日、闘龍門JAPAN駒沢オリンピック公園屋内球技場大会で、SAITOの弟子を名乗るスペル・シーサーが登場します。このシーサーの声がSAITOに似ていることや、過去の活動歴から、SAITOとシーサーが同一人物であるという疑惑が長年にわたり囁かれることになります。SAITOは、この疑惑を否定するために一夜限りの復帰を果たし、シーサーと対戦しましたが、この時に対戦したシーサーは別人であったとも言われています。しかし、DRAGONGATE（旧：闘龍門JAPAN）のオフィシャルブックでは、スペル・シーサーの正体がSAITOであることが公表されています。

SAITOの得意技には、ヨシタニック、ヨシ風車、SAITOスペシャル1号から7号まで、数多くのオリジナル技が存在します。これらの技は、彼のプロレスラーとしての個性を際立たせるものでした。

SAITOのキャリアは、覆面レスラーとしてのデビューから、素顔での再デビュー、引退、そして指導者への転身と、多彩な顔を見せてきました。また、スペル・シーサーとの同一人物疑惑は、彼のキャリアを語る上で欠かせないエピソードであり、多くのファンを魅了しました。彼のプロレスへの情熱と、リング内外での活躍は、多くのプロレスファンにとって記憶に残るものとなっています。

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