おばけ屋敷ゲーム

「おばけ屋敷ゲーム」は、1980年にバンダイから発売された2～6人用のボードゲームです。「カードゲームジョイファミリー」シリーズの一つとして登場し、プレイヤーはそれぞれ個性的なお化けと対峙しながら、屋敷からの脱出を目指します。80万個以上を売り上げた人気作であり、後に復刻版やリメイク版も発売されました。

内容物

ゲームを構成する要素は以下の通りです。

ゲーム盤: 屋敷の内部を模した盤面。足跡マークがマス目として描かれています。
コマ: プレイヤー人数分のコマに加え、「死神」と「ハシゴ」のコマが付属します。
まよけカード: 「力（赤い獅子）」「勇気（黄色い馬）」「知恵（青い山羊）」の3種類があり、お化けとの対決で使用します。
手札: 各プレイヤーに5枚ずつ配られるカード。以下の種類があります。
移動: カードに記載された数だけマスを進みます。
鍵: お化けの部屋に入るために必要です。移動カードとしても使用できます。
ハシゴ: 盤上の特定の場所に「ハシゴ」のコマを設置・移動させます。移動カードとしても使用可能です。
その他: 通常より多く移動できる「マッハ」、効果を選べる「エクソシスト」、移動を阻害する「ブラック」などがあります。
おばけカード: 屋敷に潜む様々なお化けが描かれたカード。対決時に使用します。勝利すると、そのカードを獲得できます。お化けに関するテキストも記載されています。
ひとだま: お化けカードに混ざっており、まよけカードを失うなどの効果をもたらします。
幸運: 同じくお化けカードに混ざっており、お化けとの対決を回避できるなどの効果があります。

ゲームの進め方

すごろく形式でゲームを進めます。手番が回ってきたら、手札からカードを出し、足跡マークのマスを進んでいきます。特定の場所では、以下のようなイベントが発生します。

おばけの部屋: 部屋に入るには「鍵」カードが必要です。部屋に入ると、指示に従ってまよけカードを出し、おばけカードを1枚引いて対決します。お化けには弱点があり、出したまよけカードと一致すれば勝利となります。勝利するとお化けカードを獲得し、出口へ進めます。敗北した場合は、指示に従い特定の場所へ移動します。引いたカードが「ひとだま」や「幸運」だった場合は、その効果に従います。
死神の橋: ゴール直前の橋には死神のコマが置かれており、橋の入り口に到達したプレイヤー以降、全てのプレイヤーが移動するたびに死神も移動します。死神に接触すると橋の入口に戻されますが、お化けカードを全て捨てることで回避できます。迂回路も存在します。
ハシゴ: ハシゴのコマがないと進めない場所があります。手札の「ハシゴ」カードを使い、ハシゴの設置場所を変更できます。
あかずの間: お化けとの対決に負けると送られる部屋。自力での移動はできず、他のプレイヤーが移動するたびに出口へ近づきます。
たたりの部屋: 同じく対決に負けると送られる部屋。4回休みとなります。

関連作品

ドクロの叫び NEWおばけ屋敷ゲーム: 「どくろルーレット」が付属した作品。基本的なゲーム性は同じですが、盤面やルールが異なります。
おばけ屋敷ゲーム（「パーティジョイ」版）: 目的がお化け屋敷からの脱出ではなく、最上階の大魔王を倒すことに変更されています。
おばけ屋敷ゲーム（復刻版）: 初代のデザインをそのまま復刻した作品です。
絶叫!おばけ屋敷ゲーム: 盤面やカードのデザインをリニューアルした作品。スマホアプリとの連動機能があります。
* 360度恐怖体感脱出!おばけ屋敷ゲーム: 盤面を一新し、協力要素を取り入れた作品。スマホアプリとの連動機能があります。

「おばけ屋敷ゲーム」は、シンプルながらも奥深いゲーム性で、長年にわたり多くの人に愛されてきました。家族や友人と、スリル満点の屋敷脱出ゲームを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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