けものフレンズ2

けものフレンズ2：ジャパリパークの新たな冒険

『けものフレンズ2』は、2019年1月から4月にかけてテレビ東京ほかで放送されたテレビアニメ作品です。前作『けものフレンズ』を原案としながらも、制作会社は異なり、全く新しい物語が展開されます。舞台となるのは、動物が擬人化された「フレンズ」たちが暮らす、サファリパーク型の動物園「ジャパリパーク」。

物語の中心となるのは、記憶喪失の謎の少女「キュルル」です。キュルルは、自分自身の正体も、そして「おうち」も分からず、スケッチブックを頼りに旅を続けています。そんなキュルルと出会い、「おうち」を探し求める旅に出るフレンズ、サーバルとカラカル。彼女たちと共に、キュルルの記憶を辿り、パークの謎を解き明かしていく冒険が繰り広げられます。

個性豊かなフレンズたち

本作には、サーバル、カラカルといった前作からの顔なじみのフレンズに加え、キュルルを始めとする多くの新キャラクターが登場します。それぞれのフレンズは、独自の個性と魅力を持ち、物語を彩ります。

キュルル: 物語の主人公。記憶喪失で自分の正体が分からず、「おうち」を探しています。

サーバル: キュルルと出会い、共に「おうち」を探す旅に出ます。以前、人間と行動していた記憶の断片を持つようです。

カラカル: サーバルの友人。警戒心が強く、慎重な性格です。

ラッキービースト: 外見や性格、役割が異なる複数の個体が登場します。人間をガイドすることが仕事です。

イエイヌ: オオセンザンコウとオオアルマジロの依頼人として登場。キュルルたちと関わりを持ちます。

オオセンザンコウ、オオアルマジロ: イエイヌの依頼を受け、キュルルを探しています。いつも行動を共にしています。

かばん: ヒト。サンドスターやセルリアンを調査しています。サーバルの過去に何か関わりがあるようです。

その他にも、多数のフレンズが登場し、それぞれに個性的なエピソードが描かれています。

謎と冒険

ジャパリパークには、様々な謎が隠されています。廃墟と化した施設、謎の固形物質、そしてセルリアンと呼ばれる謎の存在…。キュルルとフレンズたちは、これらの謎を解き明かしながら、冒険を続けます。

また、本作では「人間にとって家とは何か」「ヒトが持つ社会性」といったテーマも描かれています。人間と動物、人間と動物園の関係性を通して、これらのテーマが問いかけられます。

制作について

『けものフレンズ2』は、2D作画と3DCGを組み合わせたハイブリッドアニメーションとして制作されています。アニメーション制作はトマソンが担当しました。

第1期とは異なるスタッフ陣によって制作され、世界観や作風にも違いが見られます。第1期のゆるふわな雰囲気に加え、ポストアポカリプス的な要素も取り入れられています。

その他

本作は、テレビアニメ放送に加え、コミカライズやノベライズ、ゲームとのコラボレーションなど、様々な展開がなされました。また、主題歌や挿入歌も人気を博しました。

『けものフレンズ2』は、前作を踏襲しながらも、新たな物語と魅力的なキャラクター、そして謎解き要素満載の冒険ストーリーが楽しめる作品です。前作ファンはもちろん、初めて観る人にもおすすめできる、見応えのあるアニメーションとなっています。

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