さとふる

株式会社さとふるは、ソフトバンクグループのSBプレイヤーズ株式会社の子会社として、ふるさと納税に関する一連の業務を代行する日本のインターネット企業です。本社を東京都中央区に構え、ふるさと納税を通じた地域活性化を目標に掲げています。

サービスの概要

「さとふる」は、納税者、礼品生産者、自治体の三者間の調整を円滑に行うことで、それぞれの立場にメリットを提供しています。納税者は、クレジットカードやソフトバンクまとめて支払いなど多様な決済手段を利用でき、寄付履歴の確認や礼品の迅速な受け取りが可能です。ECサイトのように発送通知も届くため、手軽にふるさと納税を楽しめます。

生産事業者にとっては、伝票や運送業者の手配を「さとふる」が代行してくれるため、通販経験がない小規模事業者でも容易に礼品の発送が可能です。自治体は、部門間の調整や礼品の在庫管理、生産者とのやり取りを「さとふる」に委託することで、事務作業の負担を軽減できます。寄付金からインセンティブを支払う必要はありますが、月額料金は不要なため、寄付金が集まらない場合でも自治体側のリスクはありません。

名前と由来

「さとふる」という社名は、「ふる“さと”の元気を“フル”にする」という思いに由来しています。この由来は、「さとふる」のチャットボットサービス「ふるさと納税コンシェルジュさとみ」で確認できます。この名前には、ふるさと納税を通じて地域を元気にしたいという同社の願いが込められています。

沿革

株式会社さとふるは、2014年7月1日にSBプレイヤーズ株式会社によって設立されました。当初は、北海道安平町、栃木県那須塩原市、群馬県榛東村、佐賀県嬉野市、長崎県松浦市の5つの自治体との提携からスタートしました。同年8月22日には、自治体からの問い合わせと申し込みの受け付けを開始し、同年10月31日にはポータルサイト「さとふる」をオープンしました。

その後、ヤフーとの提携やYahoo!ショッピング内での特産品再購入サービスの開始、Yahoo!公金支払いへの対応、ベネフィット・ワンのベネポ付与など、サービスを拡充してきました。2020年にはPayPayオンライン決済にも対応し、さらに利便性を向上させています。

サービスの特徴

「さとふる」は、ふるさと納税のポータルサイトとして、多様な自治体の魅力的な礼品を掲載しています。各自治体の特産品や観光情報を掲載することで、地域への関心を高め、活性化に貢献しています。また、納税者は、寄付額や返礼品の内容、自治体情報などを比較検討し、自分に合ったふるさと納税先を選べます。

書籍と広告

事業構想大学院大学出版部からは、さとふるの取締役である髙松俊和氏が著した『ふるさと納税と地域経営: 〜制度の現状と地方自治体の活用事例〜 地方創生シリーズ』が出版されています。この書籍では、ふるさと納税の制度や地方自治体の活用事例が解説されています。

「さとふる」の広告には、鈴木奈々、大森南朋、東京03といった有名人が起用されています。彼らはCM出演だけでなく、サイト内の記事やバナーなどにも登場し、「さとふる」の認知度向上に貢献しています。その他にも、麻生久美子、カミナリ、ファーストサマーウイカなど、幅広い層に人気のあるタレントが広告に起用されています。

関連企業とサービス

「さとふる」はソフトバンクグループの一員として、SBプレイヤーズ、ソフトバンク、SBペイメントサービス、ヤフーといった関連企業との連携を通じて、サービスの向上に取り組んでいます。また、旅行予約サイト「たびりずむ」とも連携し、ふるさと納税を旅行に活用する提案を行っています。

外部リンク

「さとふる」の公式サイトやSNSアカウントは、以下の通りです。

ふるさと納税サイト「さとふる」
ふるさと納税サイト「さとふる」 (@satofull) - X（旧Twitter）
ふるさと納税サイト「さとふる」 (satofull) - Facebook
ふるさと納税サイト「さとふる」 (@satofull) - Instagram
* ふるさと納税サイト「さとふる」 - YouTubeチャンネル

これらのリンクを通じて、「さとふる」の最新情報やサービスの詳細を確認できます。

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