つくば国際会議場

つくば国際会議場

つくば国際会議場は、茨城県つくば市竹園に位置する国際会議場です。愛称は「EPOCHAL TSUKUBA（エポカルつくば）」で、館長は物理学者の江崎玲於奈氏が務めています。2007年と2008年には、国際会議開催件数で日本国内第4位、会議専用施設としては第2位の実績を誇ります。

概要

1999年6月に開館したこの会議場は、筑波研究学園都市の中心部に位置し、年間50件以上の国際会議をはじめ、研修、採用活動、イベントなど、多岐にわたる用途で利用されています。運営は、指定管理者制度に基づき、つくばコングレスセンターが担当しています。つくばコングレスセンターは、複数の企業・団体からなる共同事業体で構成されています。

建物は、ペデストリアンデッキ（つくば公園通り）の緑と調和するように、ガラスを多用したデザインが特徴です。2021年12月には、茨城県が施設命名権の募集を開始し、大ホールも対象となりました。

施設

会議場は、最大1,258名を収容できる大ホールを中心に、300名と200名収容の中ホール、多目的ホール、大小様々な会議室、特別会議室、屋上庭園、レストラン「エスポワール」などで構成されています。大ホール、中ホール、会議室は映像で接続可能で、最大2,500名規模の会議にも対応できます。大ホールには400インチのプロジェクターが設置されているほか、6言語の同時通訳システムや衛星対応テレビ会議システムも完備されています。

イベント

毎年1月下旬から2月上旬には、つくばサイエンスアカデミー主催の「つくばテクノロジーショーケース」が開催されます。このイベントでは、筑波大学や産業技術総合研究所など、つくば市内の研究機関が開発した最新の科学技術が展示されます。また、映画やテレビドラマの撮影も頻繁に行われており、「つくばフィルム・コミッション」の支援も受けています。2010年には、研究機関の見学と会議場でのプレゼンテーションを組み合わせたイベントや、サイエンスキャスティングワークショップも開催されました。

運営

つくば国際会議場の運営は、「つくばコングレスセンター」が行っています。これは、以下の7つの団体からなるコンソーシアムです。

財団法人茨城県科学技術振興財団
株式会社JTB法人東京
株式会社クレフ
株式会社セノン
高橋興業株式会社
株式会社つくばエッサ
テスコ株式会社

アクセス

つくば国際会議場は、つくば駅から徒歩圏内という便利な立地にあります。都心からは、電車と徒歩を組み合わせることで、最速1時間以内でアクセス可能です。つくば駅からは、バスも1時間に2本運行しています。

周辺地域からは、ひたち野うしく駅、荒川沖駅、土浦駅などからバスでアクセスできます。また、高速バスを利用すれば、羽田空港や成田空港からも容易にアクセスできます。

東京方面から

鉄道: 首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスつくば駅下車、A3出口から徒歩7分。
バス: つくばセンターバスターミナル4番のりばから関東鉄道 [CG] 学園南循環、または5番のりばから[11D] 土浦駅西口行きで、「つくば国際会議場」停留所下車。
高速バス: 東京駅、羽田空港、成田国際空港から「つくばセンター」停留所下車、徒歩7分。

周辺各地から

ひたち野うしく駅: 関東鉄道・JRバス関東 [31A][32A]など つくばセンター方面行きで、「東新井南」停留所下車、徒歩約7分。
土浦駅: 西口3番のりばから[11D] つくばセンター行きで、「つくば国際会議場」停留所下車。または、[10]、[11]、[11B]、[19B]で「つくばセンター」停留所下車、徒歩7分。
荒川沖駅、石下駅、下妻駅:「つくばセンター」停留所下車、徒歩7分。

周辺施設

ホテルJALシティつくば（旧：オークラフロンティアホテルつくばエポカル）
科学技術国際交流センター
デイズタウンつくば
竹園公園
つくば市立竹園西小学校
つくば市立竹園西児童館
学園南大通り
物質・材料研究機構千現地区
コジマ学園都市店
茨城県立竹園高等学校

参考文献

NPO法人つくば建築研究会『TSUKUBA ARCHITECTURE PHOTO FILE つくば建築フォトファイル』NPO法人つくば建築研究会、2005年12月20日、364pp. ISBN 4-9902731-0-9

関連項目

つくばセンタービル
つくばカピオ

外部リンク

* EPOCHAL TSUKUBA つくば国際会議場

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