ねづっち

ねづっち（根津俊弘）

ねづっち（1975年2月18日生まれ）は、日本のお笑いタレントで、特にその即興なぞかけの才能で知られています。彼は漫才協会および落語芸術協会に所属し、東京都日野市出身で血液型はO型です。既婚者であり、出囃子には「ずいずいずっころばし」を使用しています。

経歴

彼のキャリアは1995年に始まり、小学校時代からの友人、諸藤潤とともにお笑いコンビ「ケルンファロット」として活動を開始しました。これによりサンミュージックプロダクションに所属し、途中でコンビ名を「ケルン」に変更しましたが、2003年に解散しました。次に、2004年に木曽さんちゅうとともに「Wコロン」を結成し、ボケ担当として更なる人気を獲得しました。特に、ねづっちの持ちネタであるなぞかけは彼の特徴であり、即興で反応する能力が際立っています。

2010年12月25日、テレビ番組「所さんの目がテン!」で、その反応速度の速さが話題となり、「整いました!」というフレーズがユーキャン新語・流行語大賞のトップ10に選ばれました。2010年には7年間交際していた一般女性に公開プロポーズを行い、成功を収めました。

2015年にはWコロンを解散し、その後はピン芸人として活動を続けています。2019年には落語芸術協会に加入し、現在は漫才協会で理事としても活動しています。

近年では、YouTubeチャンネルを開設し、短編動画の投稿をすることで人気を博しています。特に月間5000万回以上再生されるショート動画が注目を集め、登録者数が急増しました。2024年には第74回芸術選奨新人賞の大衆芸能部門を受賞しています。

人物

ねづっちは小学校時代から「ねづっち」と呼ばれており、中学校時代にはお笑いの道を意識していました。日本大学明誠高等学校では柔道部に所属していたことがあり、柔道三段の段位を持っています。一方で、古文に興味を持ち、国語教師を目指したこともありましたが、大学受験に失敗し断念しました。最終的には東洋大学法学部に進学し、ここで芸人を目指すきっかけとなるお笑いライブに出会いました。

彼のなぞかけ芸は「ケルンファロット」時代の持ちネタであり、相方であった諸藤潤にはそのスタイルが嫌われていたこともあったそうです。しかし彼はこの芸で勝負し続け、芸能界での存続を図りました。

お笑い界で成功するために、ラジオ番組にネタを投稿し、「爆笑問題カーボーイ」のコーナーに参加しました。そこでは特に年末に行われる「メールNo.1グランプリ」でも活躍し、2007年には優勝を果たしました。

ネタに使用する余興や話の裏には、彼の家族や特に妻にまつわるエピソードが多くみられ、恐妻家としてのキャラクターも親しまれています。巨人ファンであり、相撲も好んで観戦します。

受賞歴

• - 2024年: 第74回芸術選奨新人賞 大衆芸能部門（『ねづっちのイロイロしてみる60分』）

主なメディア出演

様々なテレビ番組、ラジオ、舞台などで活躍し、特にバラエティ番組に多く出演しています。彼の冠番組や特別出演も多く、その活動範囲は広がっています。彼の存在はお笑い界において重要な役割を果たしており、今後の展望にも期待が寄せられています。

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