はくばく

株式会社はくばく

概要

株式会社はくばくは、山梨県中央市に本社を構える食品メーカーで、主に大麦や玄米、雑穀類の加工食品を製造・販売しています。その社名は「白麦」に由来しており、穀物を中心とした多様な商品を提供することで知られています。2022年から2024年にかけて、経済産業省より健康経営優良法人の認定を受け、高い企業体質と社員の健康を重視した経営に取り組んでいます。

沿革

株式会社はくばくは1941年に峡南精米株式会社として設立されました。その後、戦時統制の影響を受けて1942年に峡南精麦株式会社に社名を変更し、1952年には峡南精麦製粉株式会社、1957年には白麦米株式会社と名称が変遷しました。1992年に現在の株式会社はくばくに改名され、その後ロゴを五穀をイメージしたものに変更しました。2015年には中央市の旧パイオニア山梨工場を買収し、ここに本社を移転しています。この間、関連企業としてはくばく富士吉田や霧しなも設立されています。

主な製品

株式会社はくばくの主力商品には、次のようなものがあります。大麦を使用した「骨太家族」、16種類の穀物をブレンドした「十六穀ごはん」、麦をパック詰めにした「麦割」、自社製粉の小麦粉を使用した「初釜」の極細うどん、アニメ「はなかっぱ」のキャラクターが描かれた「絹の食卓」、香ばしい「麦茶」などがあります。以前は即席めんも製造していましたが、現在は主に穀物加工品に集中しています。

事業所・工場

はくばくの営業所は全国に広がっており、山梨本社、東京本社をはじめ、北海道、東北、東海、関西、中四国、九州にそれぞれ営業所を展開しています。また、工場は中央工場、富士川工場、富士吉田工場などがあり、国内だけでなくオーストラリアにも工場を有しています。

ヴァンフォーレ甲府との関係

2000年、山梨県唯一のプロサッカーチームであるJリーグ・ヴァンフォーレ甲府が経営危機に直面していました。この時、はくばくの長澤社長はスポンサー契約を行い、甲府のユニフォームの胸部分に「はくばく」のロゴが掲出されることになりました。これは甲府にとって重要なサポートとなり、その後もはくばくは胸スポンサーを継続しました。

その他のエピソード

また、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」にも、かつての社名である「白麦米株式会社」の広告が登場するなど、はくばくは多方面での認知度を高めています。こうした歴史やエピソードを通じて、日々進化する企業となっています。今後も健康的な食生活の提供に寄与し、消費者から愛されるブランドとしての地位を確立し続けることでしょう。

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