まんがライフMOMO

『まんがライフMOMO』概要

『まんがライフMOMO』は、竹書房から発行された4コマ漫画雑誌であり、2003年から2019年にかけて刊行されていました。毎月28日に定価350円（創刊時320円）で発売され、B5サイズの中綴じ冊子として販売されていました。雑誌コードは18317であり、最初の号は2003年6月28日に発行された『近代麻雀ゴールド8月1日増刊号 月刊まんがライフMOMO』です。

本誌は、初め『近代麻雀ゴールド』の増刊として創刊され、2006年からは『近代麻雀ギャンブルCOM』の増刊となり、さらにその後『まんがライフ』の増刊へと変遷しました。2009年1月号からは独立誌としてスタートし、2019年1月号をもって休刊となりました。特に、女性キャラクターが主人公となる作品が多く、ジャンルとしては学園ものが非常に多かったのが特徴です。

読者層と掲載作品

読者の約70%が男性であり、20代や30代の若い世代を主な対象としていました。他の竹書房から発行されている4コマ誌は男性読者が50%前後のため、『まんがライフMOMO』はその点でも差別化が図られています。作品のラインナップは、多様なジャンルを網羅し、特に高校生をテーマにした作品が目立ちました。

例えば、代表的な連載作品としては『せんせいのお時間』（ももせたまみ）や『奥さまはアイドル♥』（師走冬子）があり、これらは非常に人気を集めました。さらに、若手作家によるエッセイ的な作品も連載されており、特に他の雑誌ではあまり見られない独自性が特徴的です。

表紙の変遷

雑誌の表紙は、創刊号からももせたまみが多くの号で担当しましたが、出産や休業の際には他の作家が代わりに担当することもありました。2004年6月号以降は「月刊」の文字が一時的に消えましたが、2009年の独立創刊以降には再び表記が復活しました。

メディアミックスと展開

『まんがライフMOMO』の商業展開としては、テレビアニメ化も行われました。2004年には『せんせいのお時間』がアニメ化されたことが大きな話題となりました。2011年には、『森田さんは無口』や『ポヨポヨ観察日記』のアニメ化が続いており、同誌も他誌に追随する形でメディアミックスを展開しました。

休刊後の動向

2019年に休刊が決定した際には、連載中の作品の大多数が『まんがくらぶ』や『まんがライフオリジナル』に移籍し、読者が続けて楽しめるような体制が準備されていました。休刊後も多くの作品が新たなマガジンで連載を続けており、MOMOの名を持ったコミックも親しまれています。

『まんがライフMOMO』は、その短い歴史の中で、多くの作品を生み出し、読者に愛された雑誌でした。この期間に発行された作品たちは、今後も多くの読者に楽しまれることが期待されています。

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