まんがライフオリジナル

まんがライフオリジナルの概要

『まんがライフオリジナル』は、竹書房によって発行されている4コマ漫画専門の雑誌です。略称として「ライオリ」と呼ばれるこの雑誌は、1988年に初めて登場し、毎月11日に発売されており、価格は420円（過去には290円から数度の改定を経て現在に至る）とされています。雑誌の形式はB5判で、中綴じされており、共通の雑誌コードは18319です。

この雑誌は、ファミリー向けの内容を重視している点が特徴です。創刊当初からファミリー向け4コマとしてスタートしたライオリは、そのスタイルを今なお保ち続けています。特に2000年代初頭には新世代の作家が登場し、青年や女性向けの要素も取り入れるようになりましたが、竹書房内の他の競合誌に比べると、その色合いを強く持ち続けています。

作品のスタイルと特長

「まんがライフオリジナル」が持つ特筆すべき特長は、その表紙イラストにあります。4コマ漫画では珍しく、1名の作家が複数の月にわたって表紙を担当することが多いです。竹書房の他の雑誌では、表紙と巻頭カラー作品が一致することが一般的ですが、『まんがライフオリジナル』では、大井昌和が表紙を手がけるようになってから、両者が異なるケースが増えました。

この雑誌では、コミカルで親しみやすい内容の作品が多く、特に連載作品は読者からの人気を集めています。代表的な作品としては、深谷かほるの『エデンの東北』や大井昌和の『ちぃちゃんのおしながき』などがあります。これらの作品は、長期間にわたって連載されているものも多く、読者にしっかりとした愛着を持たれています。

表紙作家のリスト

• - 田中しょう（はっさく君） - 創刊号より担当
• - 秋月りす（かしましハウス） - 199x年より2003年5月号まで担当
• - 大井昌和（ちぃちゃんのおしながき） - 2016年7月号から現在まで担当

雑誌の変遷と影響

2019年以降、系列誌が相次いで休刊し、2022年8月以降は『まんがライフオリジナル』が竹書房唯一のファミリー向け月刊4コマ雑誌として存在しています。これにより、ファミリー層や幅広い年齢層の読者への更なるアプローチが可能になっています。

また、2006年10月号からは、ふきだしや見出しなどに使われる書体が写植系からDTP方式に変更され、視覚的な影響も与えています。

まとめ

このように、『まんがライフオリジナル』は多様な作風を持ちつつ、基本的にはファミリー向けのコンテンツを展開しており、特に絵柄やストーリーの展開が魅力です。今後の発展にも期待が寄せられており、4コマ漫画としての特性をさらに強化し、多くの読者に親しまれる雑誌であり続けることでしょう。

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