もりやすバンバンビガロ

もりやすバンバンビガロ：ジャグリングと笑いの融合で魅せるエンターテイナー

もりやすバンバンビガロ（本名：森大輔）は、1984年3月16日生まれの京都府宇治市出身のお笑いタレントであり、大道芸人です。吉本興業所属。

波乱万丈の芸人人生

幼少期から青年期にかけては、ごく普通の生活を送っていました。かおり幼稚園、宇治市立南部小学校、京都府立莵道高等学校と進学し、アルバイト経験も豊富です。JR宇治駅前の飲食店やドトールコーヒー、郵便局など、様々な場所で働く中で社会性を磨いていきました。20歳の年には、京都で人力車の車夫として1年間活動した経験も持ちます。

吉本総合芸能学院（NSC）に入学した当初は新喜劇コースに所属していましたが、他の生徒の才能に圧倒され、漫才コースへ転向。しかし、NSC在学中には、挫折を経験します。面白すぎる同期に刺激を受けながらも、自身の才能に悩み、一時的に学校を休学。卒業公演にも出演せず、自宅で卒業を迎えました。現在は、NSC講師として後進の育成に携わっています。

NSC在籍時には「ちゃんぽん」という漫才コンビを結成。ツッコミとして活動していましたが、オーディションの度に落選を繰り返し、最終的にコンビは解散。相方は芸人を辞めましたが、森と同じ大道芸の道に進みました。

ジャグリング芸人としてのブレイク

もりやすバンバンビガロとしての芸風は、ジャグリングやマジックを主体としたパフォーマンスが特徴です。特に、果物や野菜を噛みながらのジャグリングは、彼のトレードマークとなっています。

2010年、フジテレビの「爆笑ホワイトカーペット」に出演した際、司会の今田耕司から芸名のインパクトを評価され、その日のGoogle検索で1位を獲得。このことが、彼の知名度を飛躍的に向上させるきっかけとなりました。

個性あふれるキャラクターと芸名

芸名「もりやすバンバンビガロ」の由来は、サッカー日本代表監督の森保一氏とプロレスラーのバンバン・ビガロ氏から。先輩芸人からの提案で、46個もの候補の中から選ばれたものです。「ン」が2つつく芸名にすれば売れるという持論から、現在の芸名に決まりました。

彼の周りからは、「バンバン」「バンバンさん」「ビガ兄」など、様々な愛称で呼ばれています。また、衣装も独特で、Amazonで購入したパックマンのスーツや星柄のスーツなどを着用。高校時代は天然パーマがコンプレックスでしたが、現在は天然パーマを生かしたスタイルで活動しています。

リンゴと鳩と、そしてYouTube

芸で使用しているリンゴは、長野県安曇野市にある自身のリンゴの木で育てたものです。かつてはライブ後、リンゴを全て食べてしまうため、体重が激減したこともありました。現在は、リンゴを1個だけ食べ切るようにしています。

芸には、自身で飼っている銀鳩「ほーちゃん」も登場します。性別や年齢は不明ですが、森はメスだと思っています。

YouTubeチャンネル「もりやすバンバンビガロのバンバンチャンネル」では、大道芸のパフォーマンスやトーク動画、子供向けコンテンツなども配信。不定期でライブ配信「ばんじどり」も行っています。

意外な一面と今後の展望

一見、奇抜なパフォーマンスをする彼ですが、実は繊細な一面も持ち合わせています。掃除が苦手で、ルンバに帽子を乗せる遊びをしたり、動物に舐められると気にしたりするなど、人間味あふれる姿も垣間見えます。また、英語でのパフォーマンスにも挑戦しており、現在はオンライン英会話で学習中。

岡村軍団の一員として、他の芸人との交流も盛んです。後輩芸人である木下弱を可愛がっていることでも知られています。

これからも、ジャグリングやマジック、そして持ち前の明るさとユーモアで、多くの人々を笑顔にしてくれることでしょう。彼の今後の活躍に期待が高まります。

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