イシダ

株式会社イシダ

株式会社イシダ（ISHIDA CO.,LTD.）は、京都府京都市左京区に本社を置き、業務用計量および包装機器の製造・販売を主な業務とする企業です。1893年に創業し、長い歴史を持つ同社は「はかりのイシダ」として知られ、特に食品業界において70%以上のシェアを誇る国内でも有数の計量機メーカーです。

企業の特長

イシダの強みは、計量技術の継承と発展にあり、計量から包装、検査・表示、箱詰め、情報ネットワークに至るまで、自社開発による製品を通じて、顧客の需要に応じた一連のシステム提案を行っています。この一貫したアプローチにより、食品業界のみならず、農産物の出荷や産業全般における効率化を支援し、国際的な伸びしろを持つ企業となっています。

国内外に30社以上の連結グループを持ち、世界中で食の安全や省力化、効率化に寄与しています。近年では、物流分野への展開や、医療システム事業への進出も行い、多角的な成長戦略を描いています。

主な製品とサービス

イシダの製品ラインナップは多岐にわたります。特に、以下のカテゴリに分けられた機器が特徴です：

• - 計量機器

- 自動計量機（組み合わせ計量機）: 世界初の技術を用いて、設定した質量を下回ることなく最適な組み合わせを算出します。
- 電子天秤や台秤: 高精度の計測を実現する機器で、耐久性や防水性能も持ち合わせています。

• - 包装機器

- 縦型ピロー包装機: 高速での袋詰めを自動で行います。
- 自動計量包装値付機: 計量、包装、印字の工程を一台で行える機械です。

• - 検査機器

- X線検査装置や金属検出機: 異物混入や製品不良を高精度で検出します。

企業の歴史

イシダの歴史は、1893年に石田音吉が衡器製作所を開業したことに始まります。続いて、1933年に不変敏感自働秤が完成し、1948年に株式会社に改組しました。その後も1967年に社長が就任し、1972年には世界初のコンピュータスケールを発表するなど、数々の革新を成し遂げてきました。

創業から100年以上が経過し、多くの記念すべき出来事や新技術の導入がなされ、今日のイシダは国内外で確固たる地位を築いています。最近では、アジアテクニカルセンターをタイに開設し、国際的な技術基盤の強化も進めています。

企業の広報活動

イシダは広報活動にも注力しており、FMラジオ局や独自の番組、テレビCMを通じてその存在感をアピールしています。企業イメージの構築にも力を入れており、地域貢献も意識した活動を行っています。

まとめ

株式会社イシダは、計量・包装機器のパイオニアとしての地位を確立し、今後も多様な市場ニーズに応えるための進化を続けています。長年の経験と蓄積された技術を活かし、信頼性の高い製品を提供することで、顧客満足の向上を目指しています。

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