イッシー

イッシーについて

イッシーは、鹿児島県指宿市の池田湖に生息しているとされる未確認生物（UMA）です。名前はスコットランドのネッシーから取られているとも言われています。この神秘的な生物は、数十年にわたって多くの目撃情報が寄せられており、その正体は今なお謎に包まれています。

目撃情報の歴史

イッシーが初めて目撃されたのは1961年、以来、数回にわたり目撃情報が寄せられています。特に1978年9月3日には、法事のために集まった20人以上の人々が同時にその姿を見たと証言しており、この時期がイッシーの名が広まるきっかけとなりました。さらに同年の12月16日にはイッシーの写真が初めて撮影され、指宿市観光協会のイッシー対策委員会から一時金が贈られました。

1991年1月には、家族連れがドライブ中に家庭用ビデオカメラで湖の中をうごめく黒い物体を捉え、再びイッシーの話題が沸騰しました。

イッシーの正体

イッシーの体長は約10メートルから20メートルと推測されています。目撃者の証言では、「黒いコブのようなものが移動していた」とのことですが、その正体については様々な仮説が挙げられています。池田湖には約2メートルのオオウナギが多数生息しているため、巨大なウナギではないかとも考えられています。また、ハクレンという大型魚の群れが移動する際の影と誤認されている可能性も指摘されています。しかし、イッシーの正体に関する確たる証拠は未だに得られていません。

過去には、テレビ番組が企画した調査で魚群探知機を用いてイッシーの存在を探る試みも行われましたが、水の濁りが影響し、明確な画像は撮影されていないのが実情です。

文化的な影響

池田湖の湖畔には、イッシーをテーマにした像が2体設置されています。1979年には著名な漫画家松本零士が池田湖を訪れ、「ネッシーのイメージが頭にあるが、こちらが本家本元のような、巨大な存在を描きたい」と語りながら、赤と白の体を持つ龍の姿のイッシーを描きました。このイッシー像は、観光施設「池田湖パラダイス」に飾られ、多くの観光客を惹きつけています。しかし、池田湖パラダイスは2025年8月末に閉店予定となっており、新たな展開が待たれます。

また、『空想歴史読本』の作者である円藤祥之は、イッシーが撮影されると賞金がもらえるという内容を耳にし、指宿市役所に問い合わせた際、「湖の守り神だから捕まえてはいけません」との真剣な返答を受けたエピソードを語っています。これは、地域におけるイッシーの重要性を示す象徴的な話です。

結論

イッシーの存在は、鹿児島県指宿市の文化や観光に深く根ざしており、その神秘的な抱負は多くの人々に夢や興味を与えています。イッシーの正体については謎が残るものの、その物語は未だに多くの人々を引きつけ続けています。

もう一度検索