ウェルスナビ

ウェルスナビ株式会社の概要

ウェルスナビ株式会社（英: WealthNavi Inc.）は、日本のフィンテック企業で、個人の資産運用をサポートするロボアドバイザーサービスを展開しています。創業者の柴山和久氏は、財務省を経てこの会社を立ち上げました。ウェルスナビは2015年4月に設立され、その後急速に成長してきました。

沿革

ウェルスナビは設立から数年以内に、多くの重要なマイルストーンを達成しています。2015年10月には、総額約6億円の第三者割当増資を行い、著名な投資家からの支援を受けました。翌年の2016年7月には、待望のサービス「WealthNavi」をリリースし、9月にはRISING EXPO2016でグランプリに選ばれるという快挙を達成します。続く10月には15億円の増資も達成し、事業の基盤をさらに強化しました。

2017年には、SBI証券や住信SBIネット銀行との提携をスタートし、運用サービスの広がりを見せました。また、おつりを利用して資産運用を行うアプリ「マメタス」の提供を開始し、小口投資に対する新たなアプローチを開発しました。

その後、イオン銀行、ソニー銀行、日本航空など、多くの企業と提携し、サービスの活用範囲を広げてきました。2019年から2020年にかけては、さらなる資本増強を行い、2020年12月には東京証券取引所のマザーズに上場を果たしました。

サービス内容

ウェルスナビの提供する主なサービスが「WealthNavi」です。このロボアドバイザーサービスは、顧客の資産をプロの投資家の判断に基づいて運用します。具体的には、顧客と投資一任契約を結び、預かった資産を最適な形で運用します。手数料は預かり資産の1%となっており、世界中の11,000銘柄の上場投資信託（ETF）への投資が可能です。

特に、SBI証券との提携により、同社の顧客向けに「WealthNavi for SBI証券」というサービスも提供しています。これにより、ウェルスナビの預かり資産は順調に伸び、2020年には2500億円を超えるに至っています。

もう一つの注目のサービスである「マメタス」では、顧客の日常の支払いから発生するおつりを資産運用に充当する仕組みを提供しています。これにより、わずかな金額から資産形成を始められるのが特徴です。

結論

ウェルスナビはテクノロジーを駆使した資産運用の新しい形を提案し、多くの個人投資家に利用されるサービスへと成長しました。知名度が高まりつつあるこのフィンテック企業は、今後もさらなる展開が期待されます。

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