エアトリ

株式会社エアトリ：旅行プラットフォームから多角経営へ発展する企業

株式会社エアトリは、東京都港区に本社を置く、東京証券取引所プライム市場に上場している企業です。その事業の中核をなすのは、誰もが知る総合旅行プラットフォーム『エアトリ』です。しかし、エアトリの事業は旅行プラットフォームの運営にとどまりません。グループ全体では、実に12もの多様な事業を展開する、成長著しい企業なのです。

創業から現在までの歩み：着実な成長と多角化戦略

2007年、株式会社旅キャピタルとして創業。オンライン旅行事業者（OTA）として出発したエアトリは、創業者の大石崇徳氏と吉村英毅氏のリーダーシップの下、着実に成長を遂げました。

設立当初から積極的な事業展開を行い、2012年にはベトナムに子会社を設立し、ITオフショア開発事業に着手。海外展開による技術力強化を図りました。2016年には東京証券取引所マザーズ市場に上場し、翌年には東京証券取引所第一部に市場変更。その後も、DeNAトラベルの完全子会社化など、積極的にM&A戦略を取り入れ規模を拡大しました。2020年には社名を現在の株式会社エアトリに変更。代表取締役社長には柴田裕亮氏が就任し、現在に至ります。

近年では、子会社の株式上場も成功させており、まぐまぐ（メディア事業）、ハイブリッドテクノロジーズ（ITオフショア開発事業）、インバウンドプラットフォーム（訪日旅行事業・Wi-Fiレンタル事業）がそれぞれ東京証券取引所に上場を果たしています。これらの成功は、エアトリの事業の多様性と成長力を証明しています。

12事業を展開する多角経営：旅行事業にとどまらない幅広い事業ポートフォリオ

現在、エアトリグループは大きく分けて以下の12事業を展開しています。

1. エアトリ旅行事業: これは創業以来のコア事業であり、総合旅行プラットフォーム「エアトリ」の運営を中心に、航空券やホテルなどの旅行商品を販売しています。
2. ITオフショア開発事業: ベトナムに拠点を置く子会社を通じて、高品質かつコスト効率の高いIT開発サービスを提供しています。
3. 訪日旅行事業・Wi-Fiレンタル事業: 訪日外国人観光客向けの旅行関連サービスとWi-Fiレンタルサービスを提供しています。
4. メディア事業: メールマガジン配信プラットフォーム「まぐまぐ」などを運営し、情報発信事業を展開しています。
5. 投資事業: エアトリCVCを通じて、成長企業への投資を行っています。
6. 地方創生事業: 地方地域活性化のための事業を展開しています。
7. クラウド事業: クラウドベースのサービスを提供しています。
8. 人材ソリューション事業: 人材紹介や採用支援など、人材に関するサービスを提供しています。
9. クリエイティブソリューション＆DX事業: デジタル技術を活用した企業のDX支援やクリエイティブなソリューションを提供しています。
10. マッチングプラットフォーム事業: さまざまな分野でのマッチングプラットフォームを運営しています。
11. CXO コミュニティ事業: 経営層向けのコミュニティ事業を展開しています。
12. ヘルスケア事業・福利厚生事業: 投資先企業を通じて、ヘルスケアや福利厚生関連事業に注力しています。

主要なサービスと子会社・関連会社

エアトリは「エアトリ」以外にも、ハワイ旅行専門ブランド「1st WISE」、高速バスポータルサイト「バスサガス」、営業DXツール「エアトリスマートDX」など、多様なサービスを展開しています。

また、多くの関連会社や子会社が存在し、それぞれの事業分野において、エアトリグループ全体の成長を支えています。例えば、東証スタンダード市場に上場している株式会社まぐまぐ、東証グロース市場に上場している株式会社ハイブリッドテクノロジーズ、株式会社インバウンドプラットフォームなどがあります。

まとめ：未来へ向けた持続的成長

株式会社エアトリは、旅行事業から出発し、積極的なM&Aと多角化戦略によって、12事業を展開するまでに成長した企業です。堅実な経営基盤と、常に変化する市場への対応力によって、今後も持続的な成長を遂げていくことが期待されます。 その勢いは、今後の動向からも目が離せません。

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