オアシス21

オアシス21について

オアシス21（オアシスにじゅういち）は、愛知県名古屋市東区の栄地区に位置する複合施設です。公園、バスターミナル、商業施設が一体となっており、2002年にオープンしました。この施設は地域の文化的な役割を果たし、さまざまなイベントや観光地としても知られています。

過去と整備の歴史

オアシス21の場所には、かつてNHK名古屋放送会館と愛知県文化会館が存在していました。名古屋市はこれらの地区を再整備し、栄公園に新たな建物を設けることになりました。この整備は1980年代から検討が始まり、1985年には愛知県、市、NHKの三者間で覚書が交わされ、具体的な計画が立てられました。

当初は、バスターミナルを地下に設ける計画もありましたが、最終的には施設が半地下構造となり、事業費を抑える形で整備が進められました。整備が終わるまでの間、多くのイベントが行われ、特に1997年から1998年にかけて劇団四季の名古屋ミュージカル劇場が設置されたことが有名です。

設立とデザイン

オアシス21は、名古屋市都市整備公社による建設が行われ、1997年に大林組の設計案が最優秀案として選ばれました。この施設は「水の宇宙船」とも呼ばれ、そのユニークなデザインが訪れる人々を魅了しています。地上には広々とした芝生の広場と花壇が整備され、施設全体が見事に融合しています。

主要な施設

水の宇宙船

この大屋根は、公園の中心にあり、ガラス張りの床を通じて流れる水が美しい景観を作り出しています。夕方になるとライトアップされ、多くの観光客が訪れる人気のスポットとなっています。

緑の大地

広々とした芝生のエリアで、ベンチや花壇が設けられています。ここは、愛知芸術文化センターへのアクセスも可能で、落ち着いた雰囲気の中で地域の人々や観光客がリラックスできる場所です。

銀河の広場

この広場では、様々なイベントが開催されることもある中心的なスペースであり、周辺には多数の商業店舗が並びます。また、冬季にはスケートリンクも設置され、多くの人々に楽しんでもらっています。

オアシス21 iセンター

情報発信の重要な拠点で、施設案内や名古屋市の観光情報が提供されています。観光客にとって非常に便利な場所です。

バスターミナル

1階には名古屋市営バスや名鉄バスが発着するバスターミナルがあります。利便性が高く、長距離バスも多く通行しています。

人気のスポット

オアシス21は、国内外の観光客にとって非常に人気が高いスポットであり、特に夏には「フォトジェニック観光スポット」として評価されています。また、様々なイベントやコスプレ大会も開催され、多くの若者が集まる場所ともなっています。

交通アクセス

公共交通機関の利用が推奨されており、名古屋市営地下鉄の栄駅や久屋大通駅からは地下道を通って容易にアクセスできます。駐車場は施設内にはありませんが、周辺には多くの公共および民間の駐車場があります。

オアシス21は、名古屋の魅力を体験できる場所であり、訪れる際にはその独特なデザインと多様なアクティビティを楽しむことができます。

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