オロ

オロ（Oro）

オロは、カプコンの対戦型格闘ゲーム『ストリートファイターIII』シリーズに登場する架空のキャラクターであり、アマゾンの奥地に住む仙人という独自のバックストーリーを持ちます。ゲームの初作から登場しており、彼の年齢は140年以上とされ、その中での長い年月を経て強力な力を身につけました。また、彼は日系人であるとの噂もある興味深いキャラクターです。

特徴と技

オロは特異な仙術を駆使し、多様な技を使いこなしますが、その中でも特筆すべきは彼の片腕の扱いです。オロは自らの強大な力を制御するために片腕を布で覆い封印しています。ただし、特定のスーパーアーツを使用することで、一時的にその封印を解くことができ、通常の戦闘でも食事時や睡眠からの覚醒時には封印が自動的に解かれる特殊なルールがあります。彼はリュウを弟子にしようとしますが、リュウはその個性的な性格を理由に避けています。一方で、ショーンからは弟子としての指導を熱望されています。

オロのステージもシリーズごとに変更されており、『2nd IMPACT』までは彼専用のアマゾンの洞窟が舞台でしたが、『3rd STRIKE』ではショーンのステージと共通になりました。『ストリートファイターV』にはダルシムのストーリーモードに登場し、彼に対して「仙術を極めた存在」としてリスペクトされています。さらにオロはスピンオフのストーリーでもローズなど他キャラクターと交流し、彼女の不安について相談を受けたりしています。

技とコンボ

オロの技は多岐にわたりますが、特に『3rd STRIKE』から追加されたスーパーアーツは注目に値します。これにより、プレイヤーはボタンの同時押しで新たな技を発動可能となり、充実したコンボを楽しめるようになっています。

彼の通常技には、立ったままでの居眠りによるスタン値回復、空中での掴み技、強力な打撃を繰り出す技が含まれています。特に「日輪掌」や「鬼ヤンマ」といった必殺技の数々は、彼の特異な戦闘スタイルを象徴しています。

また、Vシステムにチューニングされ、気弾系や高徹された移動技が実装されており、『ストV』では新たな戦略が生まれています。彼の連続技もターゲットコンボや特殊技で組み合わせることで多様性が生まれ、対戦相手に対しての respuestaにおいても優れた選択肢を提供します。

その他のメディア

オロはゲーム以外でも存在感を示しています。中平正彦の漫画『RYU FINAL』ではリュウを半ば強引に弟子にして、彼に真の格闘家としてのアドバイスを与える様子が描かれています。また、オロはSNKVS.CAPCOMシリーズのカードゲームや『CAPCOM FIGHTING Jam』にも登場し、広範なメディア展開を果たしています。

結び

オロはその独特なキャラクター背景とテクニカルな技、さらには心理的な深みを持っており、プレイヤーに多くの興味を引く存在です。彼の存在は『ストリートファイター』シリーズの中で非常に重要な位置を占めており、今後の展開にも注目が集まります。

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