かこバス

かこバス：加古川市のコミュニティバス

はじめに

「かこバス」は、兵庫県加古川市で運行されているコミュニティバスの愛称です。加古川市は神姫バス加古川南出張所に運行を委託しており、市民の生活を支える重要な交通手段となっています。正式名称は「加古川市コミュニティバス かこバス」で、以前は「加古川市ゾーンバス かこバス」と呼ばれていました。

運行エリアと路線

かこバスは、加古川市南部を中心に路線が展開されています。特に、加古川市の中心市街地と東部市街地（東加古川）を結ぶ役割を担い、両地区間の移動を容易にしています。一方、北部地域では、ワゴン車による「かこバスミニ」が運行され、地域住民の利便性を向上させています。

主要路線

かこバスには、複数の路線があります。主な路線は、東加古川ルート、別府ルート、鳩里・尾上ルート、浜手ルートです。それぞれの路線は、加古川駅を起点または終点とし、市内各地を網羅しています。平日ダイヤでは、朝5時台から夜9時台まで運行されています。加古川駅からの発車場は、別府ルートが2番乗り場、その他の路線は3番乗り場です。

各路線の運行状況、停留所などは、加古川市の公式ウェブサイトで確認できます。

運賃と乗車方法

運賃は、大人200円（2km以内は100円）、小児100円（2km以内は50円）です。障害者手帳の提示で半額となります。支払いは現金の他に、ICOCA、PiTaPa、NicoPaなどのICカードも利用可能です（神姫バスと同様）。ただし、定期券や回数券の販売はなく、神姫バスの定期券や乗り継ぎ割引サービスは利用できません。

かこバスの歴史

かこバスは、2003年10月に運行を開始しました。2004年には、ゾーンバスの累計乗客数が加古川市の人口を突破したことを記念して、かこバスカラーのチョロQが限定販売されました。その後も路線の延伸や変更が行われ、2020年には神姫バスの路線休止に伴い、代替路線として浜手ルートが開設されました。2011年には、別府ルートと鳩里・尾上ルートのルート変更があり、全路線が加古川駅南口発着となりました。

車両

現在、かこバスの車両は日野・ポンチョで統一されています。過去には、三菱ふそう・エアロミディMJも使用されていました。まれに、加古川営業所所属の三菱ふそう・エアロミディが浜手ルートの代走として運行されることがあります。

鉄道との接続

かこバスは、JR神戸線（加古川駅、東加古川駅）、山陽電鉄（別府駅、浜の宮駅、尾上の松駅）と接続しており、鉄道とバスを組み合わせた移動も可能です。

まとめ

かこバスは、加古川市の公共交通を支える重要な役割を担っています。加古川市に住む人々、そして観光客にとっても、便利な交通手段と言えるでしょう。今後も、地域住民のニーズに応えるべく、路線の整備やサービスの向上に努めていくことが期待されます。加古川市の公式サイトで最新情報を確認することをお勧めします。

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