カプセル兵団

カプセル兵団は、2000年に劇団惑星ピスタチオに所属していた吉久直志によって設立された日本の劇団です。同年、『スペース一休』で旗揚げ公演を行いました。

特徴的な演出

カプセル兵団の最大の特徴は、その独特な演出方法にあります。

パワーマイム：小道具を一切使用せず、パントマイムと膨大な説明科白によって場面描写や登場人物の心情を表現します。
スイッチプレイ：一人の役者が次々と複数の役を演じ分ける手法です。

これらの演出方法により、カプセル兵団は舞台上で独特の世界観を作り上げています。身体表現と科白、そして役者の高い演技力が組み合わさることで、観客は物語に深く引き込まれるでしょう。

公演作品

カプセル兵団は、設立以来、数多くの公演を行っています。以下に主な作品を列挙します。

「スペース一休」（2000年）
「爆走！炎の郵便屋」（2001年）
「逆境ナイン！」（2001年）
「SAVIOUR BLUE-セイバー・ブルー-」（2002年）
「ALCHEMIST-アルケミスト-」（2002年）
炎の60分シリーズ♯1「燃えよ！映画魂」（2002年）
「臥龍頂上伝」（2002年）
「ダストシューター」（2003年）
炎の60分シリーズ♯2「燃えよ映画魂！（再演）/燃えてヒーローショー！」（2003年）
「D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜」（2004年）
「フルメタルウインド」（2004年）
「臥龍頂上伝-DRAGON ROAD」（再演）（2005年）
「鬼泪KIRUI」（2005年）
炎の60分シリーズ♯3「炎の戦士バーニンガイ/魔法プリンセスプリティーモモ」（2005年）
「ALCHEMIST-アルケミスト-」（再演）（2006年）
「幽幻夢想～臥龍頂上伝2～」（2006年）
炎の60分シリーズ♯4「燃えよ映画魂！/燃えてヒーローショー！」（再演）（2007年）
「ZEIRAM THE LIVE-ゼイラム　ザ　ライブ-」（2007年）
「GHOST SEED-ゴーストシードー-」（2007年）
「リバイバルメモリー」（2008年）
「タオの月」（2008年）
「臥龍頂上伝-DRAGON ROAD」（再演）（2008年）
「幽幻夢想～臥龍頂上伝2～」（再演）（2008年）
「双龍無影伝～臥龍頂上伝3～」（2008年）
「ココロコロガシ」（2009年）
「GHOST SEED-ゴーストシードー-」（再演）（2009年）
「ぼくの携帯は次元転位装置つき」（2010年）
「SAVIOUR BLUE-セイバー・ブルー-」（再演）（2010年）
「鬼泪KIRUI」（再演）（2011年）
「超鋼祈願ササヅカイン～暗黒のイノセント～」（2011年）
「からくりサーカス-からくり編－」（2012年）
「ゾンビ×幽霊×宇宙人　オール恐怖大行列！！」（2012年）
「からくりサーカス-サーカス編-」（2012年）
「DUSTSHOOTERS-ダストシューターズ-」（再演）（2013年）
「超鋼祈願ササヅカイン-新たなる脅威-」（2013年）
「SPACE一休」（再演）（2013年）
「ディアボロス」（2014年）
「月光条例-月光編-」（2014年）
「GHOST SEED～It's Wonderful World」（2015年）
「月光条例-かぐや編-」（2015年）
「超鋼祈願ササヅカイン-戦いの果てに-」（2016年）
「ココロコロガシ」（再演）（2016年）
「うしおととら」（2022年）


これらの作品は、東京を中心に様々な劇場で上演されました。初期は中野ウエストエンドスタジオ、近年では笹塚ファクトリーでの公演が多いです。

所属役者

カプセル兵団には、以下の役者が所属しています。

吉久直志
青木清四郎
瀬谷和弘
岡田勇輔
工藤沙緒梨
中山泰香
矢澤正英
吉本大輔
冬岸るい
矢島慎之介
村田結香
塚田沙矢

超鋼祈願ササヅカイン

カプセル兵団の創立10周年を記念して、笹塚ファクトリーとの共同プロデュースで誕生したご当地ヒーローです。カプセル兵団の作品にも登場しています。

「超鋼祈願ササヅカイン～暗黒のイノセント～」
「超鋼祈願ササヅカイン-新たなる脅威-」
「超鋼祈願ササヅカイン-戦いの果てに-」

脚注

カプセル兵団の公演記録は、早稲田大学文化資源データベース内演劇上演記録データベースで確認できます。

外部リンク

カプセル兵団公式サイト
カプセル兵団公式X（旧Twitter）

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