ガラガラヘビがやってくる

『ガラガラヘビがやってくる』

この楽曲は、1982年にとんねるずの18枚目のシングルとしてリリースされた「ガラガラヘビがやってくる」です。1992年1月24日発売で、フジテレビ系の人気番組『とんねるずのみなさんのおかげです』の第2期第2オープニングテーマとしても親しまれています。この曲は、クレイアニメも制作され、そのキャラクターデザインは森まさあきが担当しました。

曲の背景

「ガラガラヘビがやってくる」の制作には、興味深いエピソードがあります。この曲は、秋元康、後藤次利、そして石橋貴明の三人が深夜に麻雀をしている最中、テレビで流れた外国映画のセリフ「ガラガラヘビよ気をつけて」に笑いが止まらず、そのフレーズが後藤の耳に残ったことで曲が作られました。このように、思いもよらないシチュエーションから生まれた曲であることが、楽曲の面白さの一因です。

実際にはこの曲は、幼児やその親たちからも支持を受け大ヒットしましたが、実は歌詞の中には「性」をテーマにした内容が含まれているとされています。「ガラガラヘビ」という表現は、無節操なプレイボーイのことを指し、歌詞の中の「コンコンコン」は性的な意味合いを示すものだと言われています。

ヒットを記録

1991年秋、番組内でカセットテープを抽選で当選者にプレゼントする企画が行われ、その応募数は4万通に達しました。この反響を受けて、急遽CD版の発売が決定しました。当時、小中学生に特に大人気だったこの曲は、オリコンで初の1位を獲得し、140.9万枚というミリオンセールスも達成しました。

初回出荷は約15万枚でしたが、追加注文が続出し、発売から僅か5日で出荷枚数は100万枚を超えました。その後も順調に売上を伸ばし、1992年2月17日には135万枚、2月20日には150万枚を突破。高校野球の応援ソングとしても用いられるなど、幅広い世代に愛され続けています。

収録曲とカバー

本シングルには、全曲作詞を秋元康が担当し、作曲と編曲を後藤次利が手掛けました。収録内容には「ガラガラヘビがやってくる」だけでなく、オリジナルカラオケや他の楽曲も含まれています。また、香港では音楽ユニット軟硬天師が「老人院」というタイトルでカバーし、草蜢は「Gala Gala Happy」として標準中国語（北京語）でリメイクしました。さらに、国内でも子供向けCDやラジオ番組でカバーされるなど、その人気は衰えることがありません。

2022年にはオメでたい頭でなによりが配信限定シングルとして再リリースし、新たな世代にも響く曲として蘇っています。これらのカバーやリメイクを通じて、「ガラガラヘビがやってくる」は時代を超えて親しまれる楽曲として、今もなお多くの人々に影響を与え続けています。

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