グラフィニカ

株式会社グラフィニカについて

株式会社グラフィニカは、日本において多様なデジタルコンテンツを制作する総合デジタルスタジオです。メモリーテック・ホールディングスの完全子会社として運営されており、日本動画協会の正会員でもあります。グラフィニカは、3DCG映像制作やアニメ制作、VFX（視覚効果）、特殊効果、ゲーム向けの映像制作まで幅広い領域で活動しています。

歴史の歩み

グラフィニカは2009年4月、初めはゴンゾのデジタル部門として設立され、その後キュー・テックに事業譲受されて新たに「グラフィニカ」として営業を開始しました。彼らはアニメ・CG業界での経験を生かして、技術力とクリエイティビティを兼ね備えた制作を行っています。

2010年には、アニメ撮影のデコロコを吸収合併し、さらに2011年には荻窪スタジオを開設、OVA『HELLSING』の制作を手掛けるなど、着実に制作規模を拡大させていきました。

2013年に初のテレビアニメ『ぼくは王さま』を制作し、同時に札幌スタジオを設立しました。この頃からグラフィニカの名前がアニメ業界に広まり始め、2015年にはメモリーテック・ホールディングスが筆頭株主となるという変化がありました。

このように、グラフィニカは各拠点でのスタジオ開設や合併により、常に業務の拡大を図ってきました。2017年には京都スタジオを立ち上げ、初の30分枠のテレビアニメシリーズ『十二大戦』を手がけ、アニメ制作[[会社]]への転換を目指しました。

主な制作作品

グラフィニカの制作した作品には、テレビアニメ、劇場版アニメ、OVA、Webアニメ、さらにはゲームのCG制作も含まれています。アニメの品質とビジュアルエフェクトにおいて評価が高まり、数々のプロジェクトを通じて著名な作品を生み出してきました。

スタジオ所在地

グラフィニカは、東京都新宿区に本社を置く新宿スタジオのほか、阿佐ヶ谷、札幌、京都、福岡といった地点にもスタジオを展開し、各地域のクリエイターと連携を深めています。

• - 新宿スタジオ: 東京都新宿区上落合3丁目10番8号 オーバル新宿ビル1・3F
• - 阿佐ヶ谷スタジオ: 東京都杉並区成田東5丁目17番13号 ハーモナイズビル2・5〜8F
• - 札幌スタジオ: 北海道札幌市中央区大通西12丁目4番69号 あいおいニッセイ同和損保札幌大通ビル5F
• - 京都スタジオ: 京都府京都市上京区河原町通丸太町上る出水町252 大澤事務所ビル3階
• - 福岡バンブースタジオ: 福岡市中央区警固2丁目17番30号 アルバけやき通りビル7F

スタッフの独立と移籍

グラフィニカで活躍したスタッフやOBは、いくつかの企業を設立したり、他社に移籍したりしています。例えば、編集者の三嶋章紀が設立した三嶋編集室、アニメーター櫻井司が立ち上げたつむぎ秋田アニメLabなどが存在します。さらに、ENGIやHIKE（100studio）も、グラフィニカ出身のプロデューサーやアニメーターによって設立されています。

このように、グラフィニカはただの制作スタジオにとどまらず、業界全体に影響を及ぼす存在となっており、独自の価値を創造し続けています。

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