グローリー・スター

グローリー・スター

グローリー・スターは、バンダイナムコゲームスが展開するコンピュータゲーム『スーパーロボット大戦Z』に登場する架空の部隊です。正式には「地球連邦軍戦技研究班」と称され、新型機の評価試験を目的に結成されました。しかし、彼らは新たな運命を背負い、多元世界での存亡をかけた戦いに巻き込まれます。

1. 概要

物語では、次期量産試作機であるバルゴラのテストを実施中、月面基地でのエゥーゴとの戦闘中に次元転移が発生。これによりメンバーたちは異なる次元での激しい戦闘に身を投じてしまいます。グローリー・スター隊のメンバーは、デンゼル・ハマー（コールサイン「スター1」）、トビー・ワトソン（「スター2」）、そしてセツコ・オハラ（「スター3」）の3名です。残念ながらゲーム内ではデンゼルとトビーが命を落とし、その後新生グローリー・スターが結成されます。

2. メンバーの詳細

セツコ・オハラ

声優は高口幸子。歳19歳の少尉で、機体操縦の能力が買われグローリー・スターに配属されました。戦災孤児として両親を一年戦争で失い、傷ついた過去から立ち直ろうとする彼女は、内気でありながらも、仲間とのふれあいを通じて少しずつ笑顔を取り戻します。しかし、彼女はアサキムの策謀によって精神的・肉体的な苦痛にさらされ、悲しみの乙女のスフィアと共鳴し、次第に自身の五感を失っていきます。最終的には、アサキムとの戦いで仲間たちと共に新たな希望を見出し、新生グローリー・スターに参加します。

トビー・ワトソン

声優は近藤隆。中尉として部隊のムードメーカーでありながら、実力派のパイロット。数々の戦闘を経てセツコの想いを知りながらも、故郷に婚約者を持つ彼は、最後の戦闘で命を落とすこととなります。その後、平行世界から同一人物であるトビーが召喚され、新たな運命に導かれることになります。

デンゼル・ハマー

声優は石川ひろあき。隊の指揮官であり、部下に対する面倒見の良さが特徴です。彼もまた、戦闘中にアサキムと遭遇して命を落とし、別の世界からのデンゼルが再登場します。彼の代わりとなる新たなデンゼルが加わり、物語は続いていきます。

3. バルゴラ

グローリー・スターが使用する次期量産試作機であるバルゴラは、全領域に対応した汎用武装システム「ガナリー・カーバー」を運用するために開発されました。幅広い操縦性を兼ね備えたこの機体は、量産機としての性質を持ちながらも高い性能を持つことが評価されています。しかし、格闘武器に欠けており、接近戦には苦手な一面があります。

4. 衝撃の展開

グローリー・スターの物語は決して平坦ではありません。セツコが仲間たちを失う悲しみ、そして彼女自身がスフィアの影響で徐々に変わっていく様子は、一人の少女の成長と苦悩を巧みに描写しています。グローリー・スターのメンバーたちはそれぞれの過去を背負いながらも、艦隊の仲間たちに支え合い、戦い続けていくのです。

5. 結論

グローリー・スターは、切ない物語と緊迫感あふれる戦闘シーンを通して、プレイヤーに強い感情を呼び起こします。彼らの運命と選択を伴った冒険は、今後も多くのファンに愛されることでしょう。メンバーの絆、彼らが抱える悲しみ、そしてそれを乗り越える姿は、スーパーロボット大戦の世界観に深みを与える素晴らしい要素です。

もう一度検索